巨匠ライト生誕150周年!
淳.EBIの設計室のわななき【2017年06月30日】
梅雨の季節になり雨の日はしっとりとビックボックス一級建築設計事務所の窓辺で建築のグラビアなどながめ建築の高邁なる形や想いを・・などと考えるのですがそんな暇のないEBIです。
でも家に帰宅してから食事をすませ先日購入した建築雑誌を読んでいると注目すべき記事がありました。
アメリカが誇る、いや世界が誇る、20世紀最高の建築家、あのフランク・ロイド・ライトが、今月6月8日で生誕150周年を迎えました。
bbの若手ホープ建築家としてEBIは巨匠ライトさんはよくよく凄さを知っておりますが、彼の誕生日までは知りませんでした。
全米各地では、これを記念して美術館やライト建築で、重要なイベントが開催される様です。
アメリカのウィスコンシン州で生まれたライトさんは、広大な中西部の平原(プレーリー)地帯のランドスケープからヒントを得て、プレーリースタイルという独自の住宅デザインを生み出しました。
また、自然と調和した「オーガニック建築(有機建築)」を具現化した建築家としても有名です。
生涯で、1000作の建築を設計し、うち数百作の建築が世に実現しました。
さすが巨匠、作図時間もとてつもなく早いスピードだったそうです。
bb会長がプロはスピードが命だ~。とよく言っています。
やはりそうなんです、プロほどそうなんです。思い知らされます。
スピードを上げることで頭が加速度的に回転しアイデアもとめどなく出てくると、のろいと覚えることも覚えられず、発想のインデックスも増えないと言うんです。
そんな天才ライトさん、天才とは言いたくないんです努力の人、EBIも努力してライトレベルに成りたいと本気で思っています。
で、代表作為品は何と言っても気になるのは落水荘。
近代モダニズムの建築傑作10作に選ばれる住宅です。
大きな岩の上にそびえる〈落水荘〉の堂々たる姿。建築が自然を引き立てていて、このような建築の発想はなかなかありません。
この自然との調和の法則性、どうもログハウスと似ているような気がして、テクスチャのもつ自然との融合?、自然に勝るログハウス建築いいな~といつも思っています。
これがまさに、ライトさんが探究しつづけた、味もなにもない無機質でない「有機的建築」の結晶なのであります。
テラスが滝の上にせり出している、敷地にしっかりと根ざしていながら、同時にその静に動の瞬間が宿っている様な、ホライゾン(水平)とバーチカル(垂直)なイマジネーションのデザインです。
当時、アウトドア愛好家だった施主のカウフマン夫人は、よく階段の上から佇まいの中の渓流に釣りをしていたとのうらやましい限りであります、凄い。
また、ニューヨークにあるグッケンハイム美術館も裸形の瞬きのような、カーブのフォルムが有機的で傑出の建築の一つ。
個別階を設けず、裸形の肌の上をアリが移動するかのごとくスパイラル・スロープでつながれており、 そして訪問者たる美への証人はエレベータで最上階に登り、そこからゆっくりとスロープを降りながら、 アートを楽しむ動線が裸形の肌の上あるいはアンモナイトの中を歩いているような感覚になるのです。
ニューヨークMoMa美術館では、ライトさんの人生の大きな転機を紹介するほか、装飾への情熱、自然、 ランドスケープ、建築の関係への理解や、アメリカ独自の未来の建築を求める中でとりくんだ ネイティブアメリカンのデザインへの深い関わりといったテーマを紹介した展覧会が開催しています。
できれば近いうちに上司カリスマのカリDAIにお暇をいただき、勉強視察に行きたい!と思っています。
日本でもライトさんの建築作品は旧帝国ホテルや東京の明日館です。やっぱりいいです。
帝国ホテルでも特別展示している様です。
今年の春にはbbのある宇都宮美術館でも「石の街うつのみや」と称した「大谷石」の展示会がありました。
展示品の中には旧帝国ホテルの装飾柱が展示してありました。
ライトさんも「大谷石」を大変好み作品に採用した事は非常に有名な話しです。
「大谷石」無機質の石ですがなんとも風合いに味がって正に有機的なテクスチャはいい、大好きなマテリアルです。
今人気で脚光をあびているbbの古民家ログシリーズの八咫烏「八咫烏」も大谷石を採用しています。
大谷石独特の風合いがとてもナチュラルでログハウスの木と相性がよく、お客様からも大変好評です。
是非、ご興味あるお客様はログハウス×大谷石の御提案も出来ますので、「大谷石」と建築のお話しをお気軽にご相談ください。
できれば大谷石とログのオブジェまで発展させたいです!
淳.EBIの設計室のわななき【2017年06月30日】