古民家ログホテル隠れ屋完成間近
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年09月13日】
銀吉、通い詰めた栃木県は那須高原の東急ハーヴェストクラブ、リトリートの工事も終盤を迎え、あと少し、ビックボックス工事監理部は ほぼ計画通りの工事進行で工期もピタリ。であります。
既存ホテルの宿泊客様の事を考慮し土曜、日曜は音の出る工事は完全にお休みの現場で、工期を守るために、工程を工夫し音の出る工事と、音の出ない工事を 曜日決めして、こっそりと忍者のように進めて来たわけですが、それでも3回ほど宿泊客様からクレームをもらってしまいました。
少し前まで、現場で打ち合わせをしているだけで、額に汗が流れていましたが、ここ数日は風が秋風に変わったなと感じる日が多くなってきました。
大詰めを迎え、現在最終段階、建物の仕上げと外構工事の真っ最中ですが、最後に引き渡しをするまで銀吉気を抜かずに行きたいと思います。 ただ完成では銀吉は良しとしたくないのです。
素晴らしい佇まいは 和で、森の中古民家ログ、隠れ屋的棲家、古きロマンと現代和モダン、なんです。
ホテル利用のコテージとして極力仕切りの無い大空間としているプランニングですが、問題なのはエアコンであります!
銀吉、目立たないように壁埋め込み専用のエアコンを選定したいところでしたが、寒冷地仕様の大容量壁埋め込み専用のエアコンはなんとこの世界最先端技術の日本にまだ無いんです。あれ~!
もちろん天井埋め込み型の物はありますが、せっかくの高い天井をわざわざ低くして天井に埋め込む事もしたくありません。通常の壁付けエアコンであれば、大容量の急速冷暖房に対応しているものがあるので、そのエアコンを壁に埋め込んでいます。簡単に埋め込むと言っても、通常埋め込まない物なので、メーカー側とエアコン施工の関係者と打ち合わせを重ね問題点などのリスクを解消していき実施したわけでありました。
冷風、温風が真下に吹き出すタイプなので、埋め込みBOXの下部に、こもらない様傾斜をつけ、前面に木製ルーバーを付け完全にエアコンを隠しています。
ルーバーの隙間から白いエアコンが目立たないように現場でエアコンをバラシ、壁の色に合わせて塗装し、木製ルーバーが受光センサー部分の障害にならないよう、間隔や取り付け位置を詳細に設定しています。
センサー部分を塗装してしまうと、リモコンに反応しないか等のテストも事前に何度も行いました。
コテージ全棟分、埋設しないタイプのエアコンを壁に埋設することは、口で言うほど簡単ではない訳で、中々大変な作業でしたが手間、暇かけただけあって出来栄えもよろしい感じになったのです!万歳!
もちろん機能も問題無しです。一般住宅とは違い、そのほかの部分もホテルにはホテルの仕様が有るので、宿泊されたお客様が気持ち良く使えるようにしたいですね。
両親と妻や子供に見せて泊まらせてあげたいと思うのでありました。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年09月13日】