ログハウスと照明
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年11月07日】
銀吉、那須ハーベストの13棟に及ぶホテル建築も終了、長野県の軽井沢や山梨県の泉郷などまだまだ激忙が続きます。
建築の現場で指揮する監督監理業は基本、現場に出向かなければならずどうしても車で長時間の出張が続き、恥ずかしながら痔主になりやすい。
でありますが母の栄養満点の秋の食卓のせいか 銀吉に限らず現場スタッフ全員病気やケガもなく元気であります。
昨日の山梨の現場からの帰りに 照明のこと、あれやこれやと想い悩んだりもしたのであります。
一般住宅で照明と言うと、ただ部屋を明るくして生活しやすくする道具の一つの様な位置付けで、計画段階でよほど気にして間接照明を多用しないと雰囲気の有る空間にならないのですが、ログハウスとなると、その照明がなんとも言えないくつろぎの空間にしてくれます。
いつも思うのですが「ログハウスマジック」です。
人間は、はるか昔から太陽と月、火などのあかりに寄り添って永遠と生きてきている中で本能的にあかりによって、その行動や精神状態が左右されると言われていますので、とても重要な設備の一つだと思うのでっす。
もちろんログハウスだからと、ただ付ければいいというものでもないのですが、ちょっとした照明器具でも空間を優しく照らし柔らかな感じになります。
それが新建材オンリーの今時の家では天井と壁が真っ白なクロス貼りも清潔感が有るのですが温かみとやさしさを出すのは難しいですよね。
ログ壁と天井、床共無垢の木ですから、そこに照明のあかりが加わればとても幸せな気分になります。
現在では、新築の全ての照明器具はLED照明になっています、2009年頃から経済産業省主導で普及の動きが活発になり、照明器具メーカーもLED照明の販売を始めてからは一気に普及が進みましたね。
当時の事を思い出すと、今まで使用していた蛍光灯や白熱電球がメーカーカタログからどんどん消えていき、価格の高いLED照明がどんなものかも良く分からなかったので、世の中が使うのに躊躇していた感じだったと思います、でも気づいた時には、メーカー側が全てLEDに切り替えてしまったので、使わざる負えない様な時代が変わる様な切り替え時期を経験しました。
国の政策にメーカーが驚くほどのスピードで乗った感じでした、白熱灯に比べて約87%、蛍光灯に比べて約30%消費電力が削減出来るので普及がこれほど進むのもわかります。
LEDの照明器具も、白っぽい蛍光色とオレンジ色の昼光色電球色を選択できるので、ログハウスに合う柔らかいあかりの感じも当然出せますので、ログハウスの計画の際に照明器具にこだわってみてはどうでしょうか。
省エネで長持ちのLEDも、もちろんいいのですが、カメラで照明が映り込むと異次元の光のように画面から突出してくるのですね。
そこが残念で青白ではなく昼光色でフードもしくは間接照明で施工したいものです。
個人的には照明器具自体があまりデザインを主張するような器具は好きではないので、シンプルにさりげない器具で十分と思われます。
銀吉的には大昔的ですが、ザ、照明 の配線は露出でむき出し、裸電球が最高と思っています。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年11月07日】