秋の夜長に想う事
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年11月17日】
銀吉はこのところあの有名別荘地の軽井沢に詰めています。
毎日現場を見ていると、木々の葉が色付いて散るまでがあっと言う間です。
秋も過ぎ去っていくのは本当に一瞬の事で、自分の歳も父母の歳もちょっと考え込んでしまいます。
仕事の関係で毎年紅葉を見に行かなくても、ログハウスの現場で毎年、過ぎ行く歳の速さを紅葉とだぶって思ってしまいます。紅葉の始まりから変わり行く様子をじっくり観察できるので、将来は紅葉の本を出版できるのではないかと思う位です。木々によって千差万別のドラマがあるのです。
栃木県では那須高原の古民家ログハウスホテルの八咫烏シリーズの宿泊棟13棟も華々しくオープン、無事完了しましたが、平行して進行している、長野県軽井沢で建築中の幻のシルバーパイン(ケロログハウス)の、日本の詫び寂びに通じそうな渋~い 本物のラップランドパインの立ち枯れ材の逸材で造った宿泊コテージも順調に進めており、那須のコテージとは趣が全く違う天然自然で悠久な味わいのログハウスなんです。
ビックボックスは小さいログハウスキットから別荘、住宅、店舗商業施設、ホテルなど宿泊施設、学校、公共事業と、それぞれの使用用途に合わせたログハウスに、柔軟に対応できる幅広い品ぞろえと、全国対応の設計施工体制を持っています。
聞くところによると日本でログハウス建築が当時の建設省から解禁の官報と同時に始まった数すくないメーカーなのです。
その中でも、フィンランド産のシルバーパインログハウスを原木の買い付けから、設計加工、そして直輸入施工と口で言うほど簡単な事ではありません。きちんとした設計施工は精度をきわめた技術を必要としますのです。
丸太組工法が日本で解禁になった時からbbの歴史が始まりますが、本当に長い経験が生きているとつくづくと思います。
住宅はある意味苦情産業と言われています、ちょっとの間違いで様々なトラブルになってしまうからです。
そのような事が無いように、お客様へ適切なアドバイスをしながら万全の態勢で挑むので、ここが抽象的ですが重要です。
毎日忙しく朴訥としたフィンランドの良心、質実剛健、頑固誠実とも言える本物のフィンランドのログハウスに接していると、若い頃会長が旅したフィンランドの思い出話を思い浮かべます。
憧れでもあるのですが、フィンランドの手付かずの自然の中の小屋で、必要最低限の物しか無い静かで豊かな生活をです。
都会でビルに囲まれ、せわしなく動き流行に左右されながら、消費の為の豊富な物に囲まれて生活していると、それすら疑問に思わずに、ただ必死で生きて去って行くのでしょう。
少しでも静かな田舎暮しの生活に憧れログハウスと共に実現しようとしている、お客様のお手伝いが出来ているわけですから、銀吉の経験やノウハウを出来るだけ注ぎ込んで、正品正銘のログハウスを造りたい訳です。
そして銀吉も、歳老いてログハウスで静かに過ごせるとしたら、そうなると幻のシルバーパインですよね、素晴らしいログハウスですよ。
フィンランド政府観光局のHPをみて少しでも癒されてみてください。
若い頃の須田会長が北欧フィンランドを長距離の夜行バスに乗ったりの降りたりのヘルシンキからオウル、クウサモ、ロバミエミ、イバロなどノスタルジックな極北の地の郷愁の様子が伺えます。
今回の銀吉、秋という事も有り少しおセンチでありますが ギッチョ~ン、今から遠路 山梨です。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年11月17日】