時代を変えろ
淳.EBIの設計室のわななき【2018年02月27日】
春です、いかがお過ごしでしょうか?EBIはオリンピックが来ると4年前はこんなことしていたな、誰ちゃんはどうかな?とかいつも思い出をたどり、4年後はどんなことしているのかな?自分はどうなっているのかな、日本の建築はどうなるのか、などと毎回思ってしまうのであります。
数々のドラマ満載の冬季オリンピックも終わり若干寂しい気持ちもしますが、今年は6月にサッカーワールドカップがありますのでなんとなく心が浮き立つのであります。
仕事の新プロジェクトの設計も心ざわめくものもありますが、仕事以外の楽しみも必要であります。
カズこと三浦知良さん、ドイツからJリーグに復帰したばかりの内田選手、浦和の槙野選手などが和服をまとい、幕末の志士に扮したCMを最近目にしました。やはりカズは渋くてかっこいいですね。
妻からそういう男になるといいと、なりたいを察してか先を越されて言われてしまったので、うんとだけ、不機嫌そうに苦味ばしった誠意一杯の男の顔つきをしてあいづちをうちました。
EBIも和服を着てみたくなって、同居の親におねだりの作戦を考えだしました。
そして、このCMのテーマは「時代を変えろ」とのこと。EBIの心にも響くキーワードです。
BB設計として、常に何か新しいことを考え、探さねばなりません。というよりやりたいことが建築家としてbbとしてたくさんあるのです、新しい時代 EBIの時代の到来です。
そこで今回紹介させていただく素材はテラコッタ。ガツンと本物、ファクトリーオートメーションの無味乾燥の大量生産品ではありません。
テラコッタはもともとイタリア語で「焼いた土」という意味ですが、焼いた土で作られたタイル(テラコッタタイル)が最近日本でも人気になりつつあります。
玄関・キッチンなどで使われるようになってきたのですが、テラコッタの魅力はなんといっても一枚一枚異なるそのハンドメイドの風合いです。
優しい土の色がとても暖かな雰囲気を醸し出し、ログハウスに調和、これでしょ!!!
ハンドメイドのテラコッタは一枚一枚職人さんによる手作りで、それぞれに形、焼き色が異なり、その全てが味となります。ガツンと本物。
そのなかでも特にアンティークものと呼ばれるものは、ヨーロッパで18-19世紀にお城などで使用されていたものを解体した際に採取し再利用したもので、なんとも言えない独特の風合いがいいのです。
200年以上も前に職人さんが手作りでつくったもの、そう考えるだけですごいです。
以前、日光二荒山神社の宝刀展に行ったことがありますが、平安・鎌倉・室町・江戸時代などの刀、そして江戸時代につくられた山車などが展示されていました。
どれも美しく、はるか昔の職人が作ったものが長い時を経て今もこうして残っている。EBIも建築家として、長く愛されるものを作らなければと改めて強く思います。
ちなみに先日bb社長曰く、bbは常に本物の精神でやってきた。まがい物は大嫌いだ。玄関のたたきなど手間を食ってもたとえ利益率が下がっても建築作品が自慢できるものを作る。玄関タイルは本物テラコッタで行くのだ!!とありました。
建築家としてやっぱり同感しました。
淳.EBIの設計室のわななき【2018年02月27日】