THE白壁の極意
淳.EBIの設計室のわななき【2019年02月28日】
最近は、ぽかぽか陽気が続いてすっかり春の気分!いいですね。・・・のたりのたり。
早くも花粉症シーズン到来!EBIは今の所大丈夫ですが突然のクシャミから、いつ来てもおかしくない状態になっています。
毎年この頃からマスクが手放せないEBIでございます。
今回は、北欧デザインの話を紹介したいと思います。
そもそもログハウスは北欧が発祥でメッカと言われていますが、丸太小屋=ログハウスは、ぜ~んぶ木材だけで、できている家はもう過去の話です。
ワイルドな山小屋ではないのです。
今や住宅としてのログハウスは、ログ壁と木貼壁の全部木だけではないのであります。
昨今、北欧では、独自の高い建築デザインセンスが公共建築やログハウス住宅、別荘でもそうとうの進化が見られます。
本物のこだわりの北欧パイン無垢材の木の質もそうですが、実は白色の壁にもbbはこだわっています。
ログハウスなのに何で白壁なの?と思われる方も多いでしょう。
どうもログハウス=木の概念から、天然自然の憧れの全部木が、価値がありそうに思えるのも無理がありません。しかし!
家の中に白色の壁を作ることでアクセントになり木の質感をより引き立て、暗くなりがちな部屋も明るくすることも出来るのであります!
下の白壁ログハウスは、その昔、弊社会長が、小高い山の頂に北欧フィンランドのログハウス住宅施設群を造った時に、フィンランド指定工場に逆提案して暗くなりがちなログハウスを明るくする技を提案したところから始まった実話です。
またこれがステキです。南那須ガーデンの写真です。
とても興味深いその当時内装的に革命的なスゴイ話しですね。
その頃はログハウスはどんなメーカーでも全部木だけで作っていましたから、写真をカタログなどで発表した時には、相当な反響になりました。
完成祝いで駆けつけたフィンランド工場の社長も見て感動され、フィンランドの展示場もすぐにその方式デザインを始め、フィンランドでも日本でもそれを真似するようになりました。
木のログ組、無垢材の板壁の木肌と白い壁のコントラストは、プラトンのイデア論的な美の真理があります。
ちょっと大げさですが白壁と木肌のコントラストは確かに美しいですね。
ログハウスと違うフィンランドの木質住宅では、木肌と白壁のインテリア内装が基本です。
弊社の建築アイテムに「フィンランドハウス」がありますが同属性でステキですね。
カメラマンの撮影会でモデルさんを綺麗に撮影する為に光を反射させる原理と同じような、白い壁を反射してログ壁を美しく見せる効果が白壁にあるのであります。
部屋の明るさは人間の感性に大きく影響します。
木貼のみで仕上げた場合とワンポイントで白色の壁を入れてあげた場合では、実際よりも明るく、広く感じることができたり上質なインテリアにも、木だけですと光を吸収してどこか窮屈で暗い印象になりがちになります。
ぜ~んぶ木の木だらけのワイルドな別荘建築もいいのですが、特に住宅のログハウスでは、漆喰、珪藻土、堅牢なクロス貼り、ドライウォールなどの白壁、弊社の古民家ログの白壁なども相当なベリーグッドであります。
最近では、さらに他のカラードも採用され住宅のデザインレベルも更に上がってきました。
部屋が明るくなれば気持ちも明るくなる!デザインデザインですね。
美的なインパクト気持ちがいいですよ。
明るい笑顔の家庭!EBIは建築家としてここにもあそこにも白壁を一考の価値ありです。
EBIが絶秒なマテリアルテクスチャーとカラーバランスでログハウスプランをご提案致します。
是非であります。
淳.EBIの設計室のわななき【2019年02月28日】