ガラスの表情
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年03月09日】
前回のブログで設計チームスタッフが、ログ部材でないトイレや2階部の間仕切り壁や天井など、白壁仕様にして部屋を明るくしたり隣り合わせのログ部材を益々美しく見せるコントラストなどの話をしていましたが、建築デザインや美観、そして部屋が明るくなるなど生活の元気さ明るくなるのは本当ですよね。
また古民家風にこげ茶でシックに風雅に味を出したりジャパネスクだったりなど、建築ってクリエイティブな創造の天工の仕事ですから、銀吉始め建築に携わる者として楽しいと思うのであります。
そして、採光においての開口とガラスの表情、直接的な日の光や照明ではなく、間接的な使い方に反射光やその自然光の計算と計画を取り入れるべきで、なおさらに誰にとっても気持ちの良いお部屋になります。
銀吉が今、密かに企んでいるのは、ガラスブロックを仕切りや手摺に大胆に使って、プライベートを確保しながら、閉鎖的な廊下をもっともっと明るい感じにしたり、曲線の壁も作れるので面白いログハウスがきっと出来ると思うのであります。
デザインと機能が悪いのはゴミと社長が言うのでありますがその通りです。
現在のガラスブロックの形は、80年前のアメリカで使われていたもので、ドアの脇などについているのを見ますが使い方次第で超優れものです。
なんでも使い方次第なのでセンス良く使えばマテリアルとテクスチャーは生きて輝き始めます。
お洒落で明るい空間作りの強力なアイテムになります、ログハウスの木の壁とのコントラストがさらに木貼りの部屋を引き立たせてくれます。
ガラスブロックは、製造時に四角いガラスの灰皿の様なものを、まだ熱いうちに2つ合わせて融着結合、合わさった中が真空の空洞になっています。
全部ガラスでもいいのではと思いますが、中身を空洞にすることで断熱性と防音の効果も得られ、病院などでも見かけましたが目隠し的な効果と断熱、防音、採光を両立するのに相当な存在価値があるとおもっています。
建物の外壁にも使えますし、最新のものでは強度もあるので、2階の床材に使い、1階に自然な光が入る様にも出来るのでいいですね。
透明なものから、淡い色付のものなど用途に合わせて様々なバリエーションもあって、銀吉はガラスブロックの良さをもっと、お客様に伝えて現場で使わせてもらえるようにしたい、優れもの建材の一つと思っています。
又、ガラスブロックと同じようにステンドグラスも、そのようなコンセプトの合うシーンに使って行きたいのですが、現場で提案するにも、なかなか限界が有るので設計チームや営業チームからもどんどん提案して、プランニングの中に盛り込んでいければと思います。
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年03月09日】