木の世紀
淳.EBIの設計室のわななき【2019年03月28日】
嫌~な花粉もほんの少し落ち着き、いよいよ桜の開花宣言が色々なところで報告されています。
そんな春、心ワクワク気合いも充実で図面を描きまくりたい衝動、毎年今頃、溢れ出るような内的情熱を感じる季節体感の建築家のEBIでございます。
我が家の近所にある公園の山桜の花も、葉も芽吹き蕾もほころび始め毎日が必然と前向きに思えるこの季節、EBIは大々大~好きで、bbログハウスファンの皆様も同じだと思います。
新緑の季節ももう少し、前回のブログでは大嫌いな花粉と共に少しだけ間伐について触れましたが、実は実は、間伐が人間界だけでなく地球環境にも大きく影響しはじめている事実をお知らせします!
杉花粉がまん延している衰退した日本の林業がもたらした環境の変化は深刻なんです。
間伐を疎かにしてしまうと、木が密集してしまい、太陽の光がしっかり当たらなくなってしまいます。
太陽光が当たらないと、1本1本がやせ細った弱々しい木が育ってしまい、根もしっかり這ってくれず、地滑りや土砂災害にも繋がりかねないのです。
確かに最近高速道路を走っていますとトンネル付近の傾斜面の補強工事をしている現場をよく見かけ気になっています。
更に、密集した木の下では、草や低層植生たちが殆ど成長できず、昼間から真っ暗な状態が続き生命の謳歌を感じられない暗い空間が広がっております。
やはり適度な間伐をすることで、木1本1本がたくましくどっしりとした木に成長し、根もがっしりと這ってくれてれば土砂災害の防止にもなるのです。
それだけでなく、木と木の間から光が差しめば、草や下層植生もぐんぐん育ってくれるので、自然豊かな人工林を作れます。自然豊かな人工林になる事で少なくなっていた生き物たちの居場所生まれ、活発な生態系、生命の息吹をたくさん感じられる自然豊かな人工林となるのです。植物が増えることで、二酸化炭素を吸収し酸素を出してくれて地球温暖化の抑制にもつながるのですね。
樹の間伐は生き物や地球そして我々人間にとっても大切なことなのです。今や事の重大さは地球規模の話しです!
建築コンストラクションに於いては法改正もあり、以前よりも木を使える場面がどんどん増えていきます。もうご存知だと思いますが、新国立競技場を手掛けた隈 研吾氏も「21世紀は『木の世紀』になる」と言うほどこれからの時代は木が注目されているのです。
鉄骨構造の住宅がいかに悪いか言うに及ばずで、木をどんどん使いましょう!と国も推進しています。
日本も古来、仏教伝来以降『木』がメインで使われてきましたが、時代が経過するにつれ、姿・形を変えてきた日本の建築は再び『新しい木の建築』の時代へ戻りつつあります。
多くの木材の量を使用した木の塊のログハウスは、森林再生や地球温暖化へ貢献できる建築なのであります。我が社bbの取引先北欧フィンランドでは「プラスフォレスト運動」が行なわれていてます。
フィンランドの恵みとプラスフォレスト運動
1886年、森林の無駄遣いを禁じる法律が可決。木材の伐採、植樹は厳密な管理と計画に基づいて行うことにより、伐採量以上のものを生み出すという「プラスフォレスト」が打ち出されました。それにより森は再生し、自然の多様な生態系が守られるようになりました。ビックボックスではこの「プラスフォレスト」に賛同しています。
最近では、製材を組み方見せ方の技巧の工夫、あらゆる形態で表現する建築が増えています。
EBIも今後ログハウスの進化系を提案していきますので乞うご期待!であります。
間もなく4月!いよいよ、増税も迫ってまいりました。御検討の方は、お急ぎ下さい。
4月より新たなキャンペーンも登場します。お急ぎ下さい。
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建築家として心安らかになれません、良い建築で貢献するのみです。
淳.EBIの設計室のわななき【2019年03月28日】