薪ストーブと炉台
ちゅらるの営業日記【2019年11月14日】
写真は地井さんがお建てになったbbログハウスと薪ストーブの写真です。
近頃急に肌寒くなり、冬に近づいていることを実感しています。
そこで話のテーマは薪ストーブです。
ログハウスでの秋の夜長、雪がシンシンと降る冬の夜の窓辺に薪ストーブ、赤々と燃える薪ストーブは 特級のおもてなし、素晴らしいナチュラルな癒しの生活感いいですよね。
防寒や調理の目的で火は古来より人の生活に欠かせない存在で焚火が発達し、屋内でも火が焚けるようにしたものが囲炉裏であります。
亡くなった地井武男さんもbbのログハウスのファンの方でしたが、焚き火が大好きで薪ストーブにも凝っていまして、そのエッセーを弊社に原稿を寄せていました。
bbのログハウス別荘でのお嬢様とのひと時、高倉健さんとの思い出やbbログ談義心温まるものがありました。ログと薪ストーブっていいですよね。
下の写真は地井さんと娘さんの在りし日の写真です。
煙の出口がなかったため、後にフードと煙突の付いた囲炉裏が考案され、それを元に囲炉裏を壁の中に埋め込むことで暖炉が発明されたのであります。
アメリカでは移民がヨーロッパの暖炉を持ち込み、住宅に暖炉マントロピースを組み込んでいましたが、作り付けの石組みの従来の暖炉は暖房効率が非常に悪く 燃料を大量に消費したそうです。
1742年、政治家、発明家として知られるベンジャミン・フランクリンが暖炉の暖房効率を改善するため前面以外の5面を鉄板で囲ったフランクリン・ストーブを発明しバッフル板が装着されたこのストーブは暖房効率が高く好評で多くのメーカーから同様の暖炉が販売され主流となりました。
ひと昔ふた昔前の薪ストーブのベストセラー、拙者の憧れでもありました。
後にフランクリンストーブは改良により現在の薪ストーブのように扉が付けられ、それが現在の薪ストーブの始まりであります。
下は一世を風靡したフランクリン薪ストーブです。
アメリカではその後、一旦は石炭・石油の発達により、薪ストーブの人気は下降したが、石油危機をきっかけに復活、その後環境に関する法制定により、二重燃焼システムや触媒など燃焼効率を高めた機種が開発されました。
堅苦しい内容でございますが薪ストーブの歴史は非常に奥深く興味深いものなのであります。
bbのログハウスには多くのお客様が薪ストーブを設置し、ログハウスと言えば薪ストーブが付き物となっておりますが、脇役の薪ストーブを設置する炉台が薪ストーブを引き立てる存在でもあります。bbではいろいろな炉台を提案し、作ってきましたので、少し紹介させていただきます。昔ながらの赤レンガ作りもあれば、ガラスや鉄板も、石貼り、タイル、オブジェのようなアート的なものまであります。
ちゅらるの営業日記【2019年11月14日】