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松本民芸館視察の旅

松本民芸館視察の旅

淳.EBIの設計室のわななき【2016年04月28日】


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我社bbの会長に長野県松本市の松本民芸館に勉強になるから行ってこい!と言われて2年が過ぎようやく設計部と監理部で忙中に閑を見つけ行ってきました。すごく良かったです。 我社の会長は一度掲げたことは諦めません。絶対にというほどです。
つい先日行く前までまだかまだかと、よくもまあ諦めることなく成就するまで言い続けられるその精神には恐ろしい限りの脱帽です。 忙しいのと全員揃うことが難しい状態ではありましたが、それは全く通じません。 行く気があれば!見て勉強したいと思えば行けるはずだ!と言われそうでありました。
結局全員休日を合わせて社用車を連ねて行ってきました。 実は大きなプロジェクトが迫り、某大型有名ホテルの建築群になるbbのログハウス古民家「八咫烏」コンセプトでのコテージプロジェクトに役立てる視察も会長の頭にはあったようです。
その時の模様をお伝えします。

通常の業務開始時間前にbb事務所に、なんとなく幹事で朝早めに事務所へ到着し、資料を準備しようとしていたら先に到着し気合を入れて待機している人が1名。 スーツとネクタイをビシッと決めた一級建築士の師匠カリスマのカリDAIが立っておりました。
まるで大学病院の病室をインターンを付け従えて巡回往診する大教授の様です。 (ちなみにこの日は私服OKだったのでジェームスやEBIはじめ皆、私服でしたが瞬時に気合が入りました。)
密かにさすがと思いながら、全員集合し、いざ出発。

午前中に松本市へ到着。最初の訪問目的地は松本民芸館。
松本の民芸運動の中心であった丸山太郎氏が世界各国で集めた民芸品が展示してあり、柳宗悦、 濱田庄司、富本憲吉、河井寛次郎、芹沢銈介などそうそうたる御人の作品にびっくり、どれもこれも形が唯一絶対に凄い。 その民芸芸術を容れる古民家建屋建築が凄いのでありました。
趣がある堂々の門構えや建物意匠はジャパネスク、昔ながらの伝統的古民家の造りで威厳と日本ロマンチシズム、永遠なる建築美がありました。 展示民芸芸術は勿論魅力的なのですが、bbの建築家集団としてはどうしても建物のマッス(量塊感)や空間ボリューム、ムーブマン(動勢)、建築ディテールにも目は行くものです。

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綺麗な白壁が表しになったクラシックな色の構造体はカラーコントラストが絶妙で昔ながらの落ち着いた空間を表現しています。 階段の横に設けられた開口は、階段を下りながらも隣の部屋の採光を取り入れることもでき先人の知恵とセンスにドキリ。 建具は、もちろん吟味されたデザインの特注和建具なのですが、超軽量からどっしりにの重厚建具まで、きれいな障子の納めと、それ自体がイサムノグチの間接照明体のようと感服でありました。
建物も日本建築の良さでもある増築が見られ2棟が連結する中で、趣深い3段くらいの小階段が憎らしいドラマを演じます。 増築なので外壁が室内に見えて室内にナマコ壁のミスマッチが面白い!ああ! 凡庸な連続する石畳と違い動線と視線が織りなす石畳みの趣深さが和の極み!何ともエクスタシーでありました。 いつも北欧建築に囲まれている私たちにとって、古い和、古民家はとても新しく見えて勉強になります。

上司カリDAI先生に付き添われながらの視察研修は、いろんな見方が発見できてとても勉強になりました!

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あっという間にランチタイムになり松本市中心街へ移動。蔵町通りや縄手通り散策。 これまた、古い時代の日本にタイムスリップしたかのような街並みです。
名水百選にも選ばれている松本は、至る所に湧水が噴出し何とも柔らかい美味しいお水にも違う違うと一行感激。

長距離移動で一行はお腹ぺこぺこ、肉や洋食でなく長野に来たならやっぱ信州蕎麦でしょ!と全員一致で看板に明治創業と見つけ老舗蕎麦屋ののれんをくぐる事になりました。
師匠カリDAIが天ざるそば!と頼んでくれたのはいいのですが、お皿に小ぶりの海老が一匹のみ、不平はないがやや残念! で、御蕎麦は手打ちで美味しく頂きました。で、一人が通を装いお店の店主にやっぱり御蕎麦は信州ですね!と話しかけると、開口一番!北海道産だよ! 蕎麦湯を口に運びながら笑いをこらえるのに必死でした。「信州蕎麦はもちろん美味しいが、こだわりの産地限定の北海道の蕎麦だぜ!」と言うことに帰路の運転の中で解釈して納得しました。
お蕎麦は美味しかったのですがお腹がすきすぎて足りません。店を後にした直後おやきを即買食したのでありました。。

DANGAN TUA- HA TOTEMO BENKYOU NI NATTA.
YAPPARI KENCHIKU HA SUGOI CHIKARA.
KENCHIKU NO SHIGOTO HA MITE KANJIRU KOTO.
SHIKASHI SOBA NO RYOU HA ZANNEN.

淳.EBIの設計室のわななき【2016年04月28日】




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