幻の樹 フィンランド便り
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年01月12日】
銀吉、大型プロジェクトのため2017年スタートになんだかもう既に焦って若干風邪をひいたのか、恥ずかしながらバテぎみです。 新年早々忙しいということに感謝の気持ちを忘れがち、いけないプロジェクトの成功のため頑張ります。
bbログハウスファンの皆様はお正月、いかがでしたか?
銀吉は、年末年始はゆっくりのんびりと、大好きなゴルフもせずにあまり動かない日々を過ごしていました。じっくりと自分の中のもう一人の自分との問答の日々。
コタツの中で正月料理に手を伸ばし、日本酒を片手に・・・お正月の夜長もいいものでした。年始のパース、あれはbbのシルバーパインと言いまして、遥かな極北の遠い国フィンランドではケロホンカとよびます。
bb指定工場のあるフィンランドは、只今極寒の冬真っ只中ですが、ログハウスに使用する原木の伐採、切り出しは今の真冬が最盛期となります。
もともと森と湖の国なので、夏場は森の中も地面が緩く伐採用の重機が入って行けないという事もあって、樹木の水の吸い上げもなくなる地面が凍る冬の時期に切り出しが行われのです。 もちろん植林と伐採が完全に管理された森からの切り出しなのです。 冬の森は雪に覆われて重機が森に入っても土壌を傷めなく伐採した高級パイン材の搬出も楽に、夜には大型の投光器を用いて2交代制で伐採作業を行っていると聞いてなるほどですね。
bbで扱う、立ち枯れ材を使用するシルバーパイン(ケロログ・ケロホンカ)の材料は前出の木材とは少し違います。 立ち枯れ材となると樹齢300年から500年の物となり、茫漠たる広大な森林の中から探しだす為、森の奥深くまで入って行く必要があるんです!ですので超貴重な建材です。 幻の立ち枯れ材と言われるだけあって極端に数が少なく、独自の仕入れルートを持たなければ良いものは手に入らないのも実情です。
使用されるシルバーパインは、木の幹は地球の自転の影響や太陽の動きの影響を受けて捻じれが入っている物が特徴、1本1本太さも表情も違い、あまりにも長い年月をかけて立ったまま枯れてゆきますので含水率が徐々に徐々に下がってゆく、天然自然、古雅風雅な幻の高級材と尊ばれる由縁です。 ナチュラルな温もりは素晴らしいものがありそれ自体が物語です。
北欧マシンカットのログハウスとはまた違った非常に個性豊かなログハウスになる訳です。
シルバーパインを使ったログハウス。言わば極みのログハウス。いかがっすか? またまたなのですが新プロジェクト、今度はこのシルバーパインのホテル隠屋コテージ建築群プロジェクトが長野県の方で始まりますよ。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年01月12日】