夢のおうち、ログハウス
ちゅらるの営業日記【2023年03月31日】
今年は花粉の飛散が10年に一度のレベルだと言われております。
bb社内でも花粉に苦しむスタッフがおり、車も洗車してもすぐに黄色くなってしまいます。
でも、bbの車はもともとイエローカラー。花粉に負けません!
最近ふと思い出した物語があります。吉橋通夫さんの「さんちき」という短編小説です。
あらすじを簡単に言うと、舞台は幕末の京都、尊王攘夷の人斬りが横行する時代、主人公の三吉(さんきち)は、駆け出しの車大工で
祇園祭の鉾の車(祇園祭で使われる山車)の矢(車輪のスポークのような部分)を作る仕事を1本だけ任されます。
三吉は見事に作り上げた喜びから夜中にこっそりと自分の名前を彫ります。
慌てて彫ったため、誤って「さんきち」を「さんちき」と彫ってしまうのですが、親方はそれを見つけ、さんちきの名前に添えて日付を彫ってあげるという話です。
その中でも特に覚えているのが、「侍は人を刀で切って、何も残さない。大工は、ノミで鉾を作り、それは何百年後まで残る。」というような親方と三吉の会話です。
職人が作った、良いものは時代を超えて残る。
これは、以前、日光二荒山神社中宮祠宝物館(bb本社から車で1時間ほど)で鎌倉時代、南北朝時代、室町時代に作られた日本刀や美術工芸品を見た際にも感じたことです。
ご興味がありましたら、bbにお越しの際には是非ご立ち寄ってみてください。
建造物や絵でもそうですが、何百年も前に作られたものが今も残っているというのは感動してしまいます。
今回、なぜ「さんちき」という話を思い出したかというと、bbの実績写真を整理していたとき、ふと数枚の写真を目にしたことがきっかけでした。
ログハウスでも床を支えるのが根太で、根太を支えているのが大引きと呼ばれる部材です。
根太には「夢のお家 子供たちへ ずっと仲良く楽しくあそんでね!ママより」と書かれております。
床板を貼ってしまえば見えなくなってしまいますが、お子さんが、遊んでいるとき、勉強しているとき、大人になっても、ずっとこのメッセージが残っております。
これが書かれたのが2005年。18年前なので、お子さんも成人し、すっかり大きくなっているんだな、と何か感動してしまった拙者であります。
お子さんが根太に何かを書いているのを、やさしく見守るお母さまの写真がとても印象的でした。
これからbbでお家を建てる方、セルフビルドでミニログを建てる方、是非、根太や大引きにメッセージを残してみてはいかがでしょう。
タイムカプセルみたく、いつかまたメッセージを見るときが来るかもしれません。
そしてbbもイベント盛りだくさんです。
まずは、4月20日まで、渋谷ロフト1F間坂ショップにてサウナ小屋ヘルシンキミニを展示販売中です。
ヘルシンキをコンパクトにした奥行約1.6mのサウナ小屋で、お庭にもぴったりです。
先日の内覧会では、ヘルシンキのサウナ体験会を行ったのですが、苦しくならない、気持ちいいー!と実際に入ったお客様にも大絶賛でした。
ぜひ、渋谷LOFTまで足をお運び下さい!
ちゅらるの営業日記【2023年03月31日】