ガウディの創造
淳.EBIの設計室のわななき【2023年07月14日】
つい先日、息子と一緒に汗だくになりながらカブトムシを捕まえに行ってきたEBIです。
昆虫採集をしていると夏を感じます、コロナ過から抜けた初めての夏です。
地元ではここ3年、夏の風物詩の一つである花火大会が開催されていませんでしたが今年は開催されるとの事。
夏にあって当たり前だったものが戻ってきて嬉しい限りです。
ただ、最近の気温は異常なくらい暑いです、体温を超える事は普通なくらいです。
最近では現場での打ち合わせもかなり多くなってきてるので熱中症には気を付けたいと思います。
皆様も適度な休憩や水分補給など行うようにしてください。
先日、東京国立近代美術館で開催されている「ガウディとサクラダ・ファミリア展」へ行ってきました。
アントニオ・ガウディと言えばスペインの「サクラダ・ファミリア」はもちろん「カサ・ビエンス」や「カサ・ミラ」など数々の名建築を残した巨匠です。
もはや、その造形美は建築家というより芸術家の域です。
ガウディの有名な言葉で「人間は創造しない、人間は発見し、その発見から出発する」というものがあります。
学生時代は、講義にでるよりも図書館へ通い一日中様々な本を読むことを好んでいたそうです。
そこで見た写真などから建築の歴史を学び、徹底した自然観察から造形原理や美しさを生み出してきました。
ガウディの建築では存在する柱が垂直に立てられていない事が多く構造的にどうなのかと思う事が当時の私にありました。
柱の傾きなどは自然の釣り合いの法則として紐に錘を下げて曲線モデルを作成した実験は有名な話で、その網の描く形態を上下反転したものが、垂直加重に対する自然で丈夫な構造形態だと考え生み出されたものです。
「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」といい、ガウディは自然の中に最高の形があると信じていました。
実際に、荷重を合理的に分散し、自然な孤が描く美しさも完璧で芸術です。
生前に描かれた設計図などは消失して残っていないそうなのですが、この展示会では学生時代のスケッチや数少ない設計図を見ることができます。
レプリカ模型なども展示されていて、ガウディの思想や理念などを見られます。
建築家でない人にもおススメしたくなるくらいEBIにとっては刺激的でした!
興味があるひとは9月まで開催されてるそうなので是非。
淳.EBIの設計室のわななき【2023年07月14日】