寺社仏閣を訪れる休日
淳.EBIの設計室のわななき【2024年05月23日】
天気が良く、過ごしやすかった先日、EBIは家族と共に千葉県にある成田山新勝寺に行って参りました。
新勝寺は、近世の貴重な寺院建築として国の重要文化財に指定されている5棟の建物を含め、多くの魅力的な建造物が建っています。
年間一千万人が訪れるだけあってこの日は土曜日だったこともあり、成田駅から新勝寺総門までの参道、新勝寺境内共々多くの観光客で賑わっていました。
今回は、新勝寺境内を散策して気になった建物についてご紹介いたします。
まず、紹介するのは、こちらの国の重要文化財にも指定されている文政13年(1830年)に建立された仁王門です。
この門は本柱が4本、その前後に控え柱が8本ある八脚門という建築様式で、木割が太く、両側面の壁には欅の一枚板が用いられています。
入母屋造り銅板葺きの屋根の正面には、大きな千鳥破風がつけられています。
門の左右には、金剛力士像が安置されており、網越しではありましたが存在感がとてもあり、境内守護の役目を果たしているのだと感じました。
また、門の中央にある大きな赤い提灯は遠くから見ると紙貼りのように見えましたが、実は重量が800㎏にもなる砲金という銅合金の一種で造られているそうです。
階段を上る手前から写真を撮り、圧倒されるほど重厚感がある建物でした。
次に紹介するのは、こちらの昭和43年(1968年)に建立された成田山のシンボルである大本堂です。
世界平和と人々の幸せを願って開山以来毎日欠かさず祈祷が行われているそうです。
外観は伝統的木造建築のようですが、入母屋造り二重屋根の鉄筋コンクリート造です。
屋根は、一般的な二重屋根の大規模な建物に比べると、水平方向に長く、軒反りが抑えられているように感じました。
今回訪れた時は、時間の都合上建物の中に入ることができなかったので、また訪れた際にはじっくり観察したいと思います。
初めて成田山を訪れてみて、新勝寺境内だけでなく新勝寺にたどり着くまでの参道にも歴史を感じさせるような建物(お店)が多くあり、一日では足りないくらい楽しむことができました。
ぜひ、皆さんも訪れてみてください。
EBI達設計部スタッフはこのような寺院仏閣へも足を伸ばし、bbの古民家ログハウスシリーズのアレンジなどの情報として共有しています。
お客様への理想のプランのために、日々アップデートしています。
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淳.EBIの設計室のわななき【2024年05月23日】