苗木の植え付け方法
(1)苗木よりもひとまわり大きな穴を掘る
(2)苗木を根づかせるため、ポット苗の場合、苗木の周囲の土をひとまわり落とす
(3)掘り上げた土に腐葉土を加え、よく混ぜる
(4)3の一部と苗木を植え穴に入れ、地面と同じくらいの高さに調整する
(5)残りの土で植え穴を埋めた後、苗木の周りの土を少し高く盛って堤防をつくり、たっぷり水をやる
(6)水がひいたら堤防を元通りに踏み固めて支柱をたて、1週間後と、2週間後にたっぷり水をやる
苗木の管理方法
●水やり
苗木を庭に植えている場合、夏期に晴天が続き、乾燥がひどい場合を除き、水やりは不要
●肥料
(1)肥料は、休眠期と花をつけた後と生育が悪いときに与える
(2)植物は根の先端で肥料を吸収するため、苗木の葉の広がりに合わせてドーナツ状の浅い溝を掘り、肥料をまいて埋めもどす
(3)休眠期の肥料は、ゆっくりと効果が現れる有機質(油かす、骨紛、鶏ふん)、花をつけた後と生育が悪いときに与える肥料は、速効性のある化成肥料が良い
●病害虫の予防
(1)選定を適宜行うことで、日当たりや風通りを良くする
(2)病害虫に対する抵抗力が弱い、枝の徒長を防ぐため、窒素分の多い肥料(油かすなど)を控える
●剪定
ノコギリや手袋のほか、必要に応じて、剪定バサミ(太い枝を切る)や木バサミ(細い枝を切る)、刈り込みバサミ(生垣などを刈りそろえる)の道具を使って、葉が落ちた後や新芽が動き出す前に、適宜選定を行う
(1)日当たりや風通しをよくするために不要な枝をつけ根で切り取る(間引き剪定)
(2)樹形を乱す枝先を短く切り詰める(切り戻し剪定)