最先端構法
淳.EBIの設計室のわななき【2017年02月02日】
上司のE・ジェームズがなんとお多福風邪によりダウンの為、気を利かせてピンチヒッターでの登場のbbの若手ホープ建築家EBIです。私ごとではありますがお正月に妻と子を連れだって厳粛な心持ちの初詣では良き事がありました。おみくじですがいくつも買えません家族は同じ一つでいいんです。運命を共にする妻に引かせ初めてのおみくじが「大吉」を引き当て、TVでやっていた日付別占いランキングでも365日の中の7位と好成績!今年は珍しく家族の運勢が良さそうです!
家族の運勢が良ければ会社にも良い影響があるに決まってます。決して運命論者ではありませんが、会社は個性豊かな俺は俺はのスタッフたちは目標を部ごとに掲げ一丸となって頑張ってはいるものの、大型プロジェクト受注などでクリエイティブな意見の相違、視点の違いなどの激論、苦労も多いものです。苦労も多ければ絆も深いような気がします。だから小さなEBIのおみくじの幸運を少しでも会社にと心に暖かい風が吹いてそう思った次第。
忘年会で会長の思い出話を聞いた事があります。創業時の頃、暮れの仕事納めの打ち上げでのこと、一人の社員が宝くじを買ったので、もし当たったら会社に3000万、スタッフ皆んなにも100万ずつと言ったそうで、それを聞いた時に嬉しくて思わず涙が出て泣いた。と言う会長の話。皆それぞれ苦労を分かち合っているのだと忘れられない話であります。
最近、社内ではインフルエンザが流行りだし、私ごとですがEBIの自宅では父と母がインフルエンザに同時に熱を出して、これは感染するなと覚悟をしたのですがEBIは感染する気配なし。どうもおみくじの効用、運勢のおかげ?そうかもと思いながらいいえ、予防です(笑)
皆様も、しっかり予防して体調管理を大事にしてくださいね!妻曰くうがいが一番です。
さて設計の話になりますが弊社は皆様ご存知の事ですが、ログハウスのキット(構造体)は遥かな極北の地の北欧からコンテナに詰められて船に揺られてやってくるのです。EBIは、その部材キットについて海外メーカーと壁図から始まり詳細部材の内容について様々なやり取りをしています。その北欧指定工場から「北欧コンテンポラリー住宅の部材にこんなのあるよ?」と資料が送られて来ました。
それはエレメントハウスといわれる部材。(日本ではCLT構法と呼びます)
大きな大断面の積層の集成パネルを用いて施工するのですが、その集成パネルに工夫があります。
通常の集成材というのは木目(木の繊維)を揃えて貼り合わせていくのが一般的。一方向には強いけど、違う方向には弱いというイメージです。このエレメントハウスの集成材は繊維を互い違いに組みあわせて貼り合わせていく仕組み。よってどの方向にも強い頑丈な集成材となるのです!
欧米先進諸国では現在多くのビルや住宅にこのエレメント材が使われています。日本ではまだそこまで普及しておらず建築基準法上では建てるのが現実的ではないという現状が非常に残念です。今後CLT構法は建築業界に大きな革命をもたらしてくれるはずです。早く法改正などで現実的に建てられる日が来るのが待ち遠しいです。
EBIはアートフルの北欧モダン住宅のデザインに心がときめいています。
淳.EBIの設計室のわななき【2017年02月02日】