こだわりの匠
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年03月21日】
北欧フィンランドの便りではありませんが、銀吉の飛び回る現場はつい最近まで雪と戦っていた気がします。日に日に気温が緩み時間の経つのは本当に早いものです。
全国北から西南に長~い日本列島のbbログハウスファンの皆様いかがお過ごしですか?ここの所大きな災害もなく安心ですね。
友人の登山家がヒマラヤのニルギリ遠征に挑戦した時、あの8000m超の山々の頂から貝の化石が出てくる話・・・長いレンジの天変地異は当たり前で・・・原発廃棄物をいくら地下深く埋めても将来の人類は大変困る、などなど3.11のこの時期テレビで今尚続く被災者の現況レポには心が痛みます。拙者個人的に原発には首をひねります。
さてさて昨今のログハウスやフィンランドハウスの建築現場では、木の芽や草の香りウグイスの鳴き声、ハンマーの打ちおろす音も春の響きです。 冬場の乾いた空気と春の温みとは音が違うんです。などと春を感じる事が多くなってきました。花粉も飛び始めて皆さんいかがですか?
銀吉も学生時代から、毎年かなりひどい花粉症に悩まされていましたが、結婚して野菜をたくさん食べるようになったせいかすっかり治ってしまいました。 身体に寄生虫でも住み着いたのでしょうか、昔の人は回虫など寄生虫がなにがしかを宿していてその為か花粉症はほとんどなかったという話を聞きました。
銀吉今ではまったく何の症状も出ません。花粉症に悩んでいる方が多いと思いますが、銀吉のように治りますので、希望を持って何か生活の環境を変えるといいかもっです。
土のついた野菜が~、いやいやあまり勧められませんがヨーグルトや蓮根の汁、運動など色々とあるそうです。 家の中で森林浴を味わえるログハウスに住むのも花粉症対策に良いんですよ。
銀吉は現在ほぼ毎日、栃木県の風光明媚の那須高原で東急不動産様のホテルコテージ群を建築中です。
今回古民家コンセプトのログハウスのホテルの離れ建屋群という事も有り、隠れ屋的棲家にふさわしい間接照明を埋め込むための飾り棚等も工夫の決め所です。
この建築の為でもないのですが銀吉勉強の為、松本市の松本民芸館、広島県竹原市の歴史的商家建築、岐阜県高山市の歴史的建築保存地域など精力的に見てきています。
勉強すればするほどログハウスも同じですが木造の造作に先人達の匠の技術、意匠のすごさに感動なんです。
私達は現代に生きていて同時代の先鋭的コンテンポラリーな造形も意識する必要がありますが、そういう前衛の形態にも伝統の基本が必要で「つなぎと変化」、未来に繋がっていることをつくづくと感じます。 ペラペラの思いつきの仕事は良くありません。どこから来てどこに行くかを思い煩う仕事と考えます。
そこで、間接照明の仕掛けといいますか建築的には装置なのですが、途中写真のようにこの飾り棚を12本ほど作る予定なのですが、1本の木材から切り出して見たかったのですが、割れや捻じれなどの問題があるとみて、集成板を5つのパーツに分けて組み立てる事にしようと写真の試作を作ってみました。
この試作品をもとに、いつも取り組んでもらっている家具スタッフに製作指示、銀吉が図面をもってまくし立てるに決まって超面倒くさい話で、1級木工士の家具スタッフの匠も私の顔を見るなり頭を抱えていました。 ストレスばかりを与えて大変申し訳ないと思うのですがしかたがありません。
「大丈夫ですよ、今回は大した内容ではないので」と説明しましたが、3.5mの掘り込みの溝が有る飾り棚を中間の受け無しに片持ちで壁に取り付け、曲がりやねじれが無いように木で作る為に必要なパーツ構成です、と見せると、嬉しそうに話に乗って来ます、やはりこの匠も創造する仕事って嫌いではないのだなと、安心というか密かにお互いに燃える共通のものを確認できるものです。
いつも銀吉思うのですが、これが原点かなと思います。
一般の住宅や別荘ログハウスにも間接照明を付けると雰囲気もグッと良くなりますのでおすすめです。営業部スタッフや監理部スタッフにご相談ください。
現在工事は順調に進行中、1棟目がまもなく形となります。平行して次々と基礎工事やログの組立も行っていますので、基礎~完成まで各工程が1ヶ所で見られます。
ご興味のお客様はセキュリティもありますので営業までご一報ください、是非現場の案内をさせていただきます。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年03月21日】