注文建築が本来
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年04月15日】
栃木は梅の季節から桜の季節真っ只中へ、そうして桜も終わり待ち遠しかった春が色濃い春になってきました。
草木の芽吹きなど風景の移り変わりを肌で感じる、風邪はひきましたが元気な銀吉であります。
ビックボックスは平屋プランが充実している為か、今回のお客様はユニシリーズの「イースト」という2階建てのモデルをフルアレンジして、更に平屋にしてしまいほぼ自由プランでのご契約のお客様です。
間取り的にも申し分なく土地敷地にぴったり合わせ、ご希望は平屋という事で営業担当と設計担当がお客様のご要望にとことん辛抱強く応えて、行き着くところ最終的には自由設計にしてしまったようです。一般的メーカーでは要望に合わせた自由設計のフリープランやモデル限定プランなどのアレンジは相当価格が高くなってしまう様に思われがちですが、弊社営業部の設計積算では違います。
明瞭明朗に増減のするログ部材の木の量やノッチ部などログッキットに仕上げる加工量で部材キットの値段が決まります。
銀吉は「イースト」のあの片流れ屋根がいい佇まいで結構好きなのですが、屋根の形状も変えたようですね、お客様の中には原型のプランをカタログや図面集で見て、建物のサイズや玄関の位置が敷地に合わないなと悩んでいるお客様が結構いらっしゃいますがビックボックスは敷地に合わせたフリープランやアレンジプランが大の得意でむしろ大歓迎なのですが、そんな事が出来るんですかと驚かれるお客様もいるくらいっす。
建築はそもそもオーダーメイドの唯一一棟の注文建築が本来で基本、土地にロケーションに合わせ顧客の家族構成や住まい方、ご予算なども考慮に入れて設計施工が住宅建築の本来の姿です。予算がなければ無いなりにも豪華な照明や設備機器ではなくともシンップルでかえってかっこいい建築ができるのであります。
そうして現在、時代がそうさせるのか、ほとんどのメーカーが効率をめざして物でも売るかのように、このモデルプランであればいくら!とばかりにプランをアレンジや変化させるとお高くなりますよ!と脅しともとれるトークで 手ばなれの良い手間のかからない高収益な営業方針をとる会社ほとんどなんですね。今回は平屋といっても小さなロフトを作ってこだわりのロフト多目的スペースの有るログハウスになります。
施工の取り組みも監理の仕方も時代が変われば変わるものです。昔は図面をかかえて遠い現場だろうが近くだろうが現地に先ずはでありましたが、今の時代は携帯電話やメール、動画、場合によってはテレビ電話などで、お互い映像を現認しながら、外科手術のオペーレンションのように、合理的で正確な打ち合わせが出来てしまうので、現場がどこであっても、お客様や現場スタッフとの密接な打ち合わせが出来るようになりました。
銀吉は通常は朝bb本社に出社しデスクでの刻々と進展する各現場の進行状況などの把握や検討、方針決定段取り、問題点の回避等の打ち合わせを行ってから、改めて各現場へ指示を出しています。事務や通信などテクノロジーの進化で仕事の質も価値もどんどん変わろうとしています、勉強しなければなりません。
銀吉、偉そうなこと言っていますが、誰しもなりがちなのですが 自分の都合の良い解釈や言い訳をするようになって来たらだめです。最近思ったつまらないことですが、とても重要です。今度の現場が家からすごく近いこともあり、まっすぐ現場に行き、施工スタッフやお客様と打ち合わせしてしまい、時にはそのまま他の現場にも向かいたいと考える時もありますが、会社で朝の朝礼に出席してしっかりと社内の連絡、連携をとって段取りなどルーティンを十分に行う事が、良い仕事をする上で欠かせないポイントだと思います、その上での現場に向かうや的確な指示発令などけじめをつける事が重要だと思うようになりました。
新年度に入り、新たに就職して社会に出たフレッシャーズの皆さんも希望に燃えていると思いますが、仕事に慣れてきて、自分に都合の良い解釈や言い訳をするようになって来たらだめです、「メリハリをつける」を思いだしてくださいね。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年04月15日】