momijiの栃木の建築探訪
淳.EBIの設計室のわななき【2017年04月27日】
宇都宮市文化会館。
もう先輩の淳・EBIが火を噴く忙しさとのことで、充電満タンのmomijiイワッキーがまたまた前回に引き続きブログ情報を発信致します。 宇都宮の文化発信の拠点である宇都宮市の文化会館が2017年4月1日にリニューアルしてオープンしました。
昭和55年の開館以来、市内外の多くの方に親しまれていましたが、施設の老朽化などにより施設の改修を平成26年から開始し、平成27年11月からは17か月にわたり施設を休館していました。 オープンに先駆け、一般市民の方々が内覧会も兼ねた栃木県交響楽団ファミリーコンサートにご招待される機会があり、私も建築家の目でチェックとばかりに見て参りました。
結論は綺麗によくリニューアルされています、問題なくクオリティが高く施工されていました。 ちなみに、こちらの入場は抽選となっており3ヶ月ほど前に往復はがきで応募し無事に当選、苦労して入場券を入手しました。
先ほどの新しくなった施設の見学と共に、水越久夫氏の指揮による栃木県交響楽団オーケストラのコンサートの鑑賞もでき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 しばらく振りで聞くオーケストラのストリングスの響きは重厚にて深く心揺さぶる感動がありました。 ピアノソロや小編成の室内楽団などとは違いやっぱりオーケストラはいいです。
会社も個々においては個人プレー、ソリストの集まりだと思いますが、豊かなコミュニケーションでやはり組織での総合力の共鳴に勝る表現方法がいいに決まっています。
大小ホールの天井は、東日本大震災後、建築基準法施行令が改正され、天井脱落への対策強化が規定されたことから、それまでの照明付随の吊天井から既存躯体と一体化した鉄骨に、直接の天井仕上げ材を取り付けた直天井での耐震化へと強化されたそうです。以前より音が響き、より明瞭に聞こえるようになったため、今回のオケの管楽器などは若干、音を抑え気味に演奏しているとのことでした。
ベネズエラの貧民社会が生んだ青少年音楽教育のオーケストラ出身の若き指揮者ドゥダメルがそのフィルを率いて来たらと考えると身震いしちゃいます!あのウイーン楽友協会の今年のニューイヤーコンサートの指揮は何とドゥダメルが振りました。笑顔がとっも素敵です。
その他、エレベーター、トイレなどが新調され、バリアフリーもなされている点もチェックさせていただきました、バルセロナの都市計画は基本全てがバリアフリーなんですね、日本はまだまだです。
momijiイワッキー宇都宮市民として、今後もこの施設装置を大事に利用させていただきたく思いました。
国も力を入れているのになぜ?天然のマテリアル、木質の内装があればもっと良かったと思うのですが・・・・これからの東京オリンピックの国立競技場もそうですが今、時代は木ですよね。
ログハウスは音響の響きが凄いんです、とても良いと言われていますから音楽好きな方はホールの様な感覚をログハウスで経験してみませんか?ご興味ある方は、イワッキーまで!
写真の缶バッチ、ステッカー、ボールペンは、お土産にいただいた記念品でした。ご報告まで。栃木はいい所です。
淳.EBIの設計室のわななき【2017年04月27日】