20年前のログハウス
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年06月30日】
栃木の那須高原、隣接する塩原は温泉と別荘地帯で実にたくさんのbbのログハウス建築があるのですが、最近約20年前にお引き渡した丸ログハウスのお客様のお宅に伺いました。
時には検診が、マンションだろうが建築全般そうなのですがログハウスも定期的なメンテナンスが必要です。
ログハウスのログシェルの上から下まで通すタイニングボルト(締め付けボルト)確認、ドア等の建てつけ、ベランダや屋根、トイの落ち葉、階段など、建物の経年の変化にともないきちんと再塗装なども含めメンテナンスをやっていることに越したことはありません。
いつまでもきれいな状態に保つ事が出来ます、外壁などはある意味お顔の肌のお手入れと同じであります。
美人のままのお手入れで、美しいお歳のゴールデンエイジを迎えた経年の風格の貫禄、ガサついた荒れ放題のお肌よりも、やはりいいほうが良いに決まっています。
メンテナンスってそういうものだと思います。
お部屋の掃除も着るものも洗濯が必要なんです。
伺った20年前のお客様のお宅ですが、訪問拝見すると第一印象がビビ~ン!と鳥肌が立つ様な感動の風格でありました。
ウイスキーとパイブタバコが似合いそうな味のある北欧の雰囲気ですね。
本物の北欧建築ですからそうなのですが、住まわれている方の愛着がどれほどのものか一目でわかります。
ログハウス建築に対する「流麗なる誇り。」その誇りをきちんと手入れされたログハウスなんだと気がつきました。
お施主様の素晴らしいお人柄がにじみ出ています。
本当にきれいに使っておられ、圧倒の20年、爛熟の家、風格とはこういうことなんですね。
監理部とすればすごく気持ちのいい心温まる、人と家のまつわる偉大さを噛みしめる幸福がありました。
ちょっと言い過ぎでしょうか、でもそうなんです。
内部もインテリアにもゆきとどき約20年経っているとはおもえない綺麗な室内で満点状態。
緑の森に囲まれたログハウスは、ロケーションとあいまって自分が居るべき場所に建ててもらって大喜びしている様に思えます。
お庭にはたき火が出来る囲炉裏が、焚き火は亡くなった俳優の地井武男さんが大好きで、bbのログハウスをお建てになって焚き火炉、薪ストーブなども大好きでした。
(弊社有料カタログにて地井武男氏をBIGBOX IMPACT誌面内で紹介しています)
お庭のコーナーにはストーブ用の薪のストックがたくさん置いて有り、薪が冬場にかけて積んである風景って本当に心豊かに安心させます。
ログハウスと共に生活を楽しんでいらっしゃる様子がはっきりとわかります!うらやましー!!
ログハウスのベランダや外壁には、オイルステイン系の塗料で塗装しています、現在では木部に塗装しても剥離しないカラフルな水性の専用塗料等も多く出回っていますが、森の中に佇むログハウスはやはりこのいかにもという色が似合いますね。
黄土色から黒に近いこげ茶まで楽しめます。
約20年前のbbの一世風靡した標準仕様と現在のログハウスでは、改良と進化(フィンランドでは国の建築基準によって現在は上部小屋組の三角の妻壁の部分などにはセトリングと高断熱と気密の見地から2階部にはログは積み上げませんなど)、仕様変更をともない随所に進化しグレードも変わってきました。
誇りの持てる家、何時までも流行り廃りの無い、シンプルな木の塊のログハウスは銀吉は大好きなところです。
もちろんbbのフィンランドハウスやビーズハウスもいいのですが。
このログハウスも3.11の震災を体験しましたが、当然の事ながらびくともせず、佇んでいます。
ログハウスって四隅が角角が井桁に組んでありますから天地がひっくり返らない限り横揺れにはほんとビクともしないのであります。
那須高原の東急リゾートのホテル施設コテージ群建築は佳境に入っています。
どうぞ見学あれ見学にご一報ください。
火災など一切の事故防止のためご見学には申し込みご予約お願いします。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年06月30日】