幻の高級材 シルバーパイン
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年09月16日】
長野県軽井沢町で建築中のシルバーパインログハウス(ケロログ)のコテージの直輸入材も北欧フィンランドから無事予定通り横浜港に入港、現場へ搬入となり絶賛ログ組が始まりました。
現場のホテルハーヴェスト旧軽井沢は、日本を代表する高級別荘地で美しい自然と上質な文化を育んできた旧軽井沢という舞台に広がる大人のためのくつろぎの森、そんな森に建つ幻のケロログのコテージなんであります。
ケロログの丸太は吟味のほぼ均一の太さを集めたこだわりの材で、重なり部など慎重にノッチ加工され、フィンランドから日本に入港する際にビックボックスでは、30余年の実績と年間輸入する膨大なコンテナの数の多さから、ほぼ中身の確認無しにスムーズに通関を通すことが出来ますが、シルバーパインログ(ケロログ)を輸入する場合は、そうはいかないのであります!
なせかでありますが、銀化したような雪風雨にさらされてグレーの樹皮が張り付いていることから通関の際に、コンテナからすべての材料を出して検疫を受けなくてはなりません。
今、外来種の「ヒアリ」が港付近で見つかりニュースなどで騒がれていますが、万一外来種の虫などが発見された場合燻蒸処理を行ってから現場への搬入となり燻蒸処理の日程によっては予定がずれ込む場合もあります。
そうなった場合での予備期間も想定しての事ですが、通関の際はやっぱりちょっと緊張するものです。
今回は検疫も何事もなく通過して無事に現場へ入れる事が出来ました。
bbの今までの実績の賜物でしょうか?それともぬるい係官だったのでしょうか?失敬!!
チェーンソーで加工された、シルバーパインログ(ケロログ)の無骨でいて優美でどこまでも素朴な見た目は、営業施設や今回の宿泊用コテージとしては、カルチャーショックのインパクト抜群です。
日本では、ほぼお目にかかれない本場フィンランドのログハウスに泊まれる贅沢を、お客様にぜひ体験してもらいたいと思い、オープンが楽しみです。
フィンランドのログヤードでケロ丸太を加工しているビルダー達は、自分たちをアーティストと考えていて加工技術に自信とプライドを持っています。
精度もチェーンソーで刻んだものとは思えない精巧さですが、俗言うハンドカットのログハウスだから多少の隙間風はしかたが無いという考えはなく、昔は苔やリネンや藁など詰め込んだりしていましたが、より高い気密性を求めてログの間にロックウールやウレタンフォームを併用しての施工でログ壁の気密性を確保しています。
2棟目、3棟目のシルバーパイン(ケロログ)のログキットも次々と横浜に入ってきますので、次々と完成に向けての段取りとエンジニアリングは最新の注意をはらって進めていっています。
お客様に非日常を遥かに遠い極北の地の北欧フィンランドを是非体験してもらいたいと。
なかなかそうは行きませんが このログハウスは候補に挙げて検討すべき特筆すべきログハウスで、銀吉は有形世界遺産的建屋であると思っています。
シルバーパインログ(ケロログ)とは?と初めて聞く方もいると思うので、まずは弊社営業に問い合わせしてみてください、そして完成した際はぜひぜひ一度見ていただきたいと思います。
これからまたその軽井沢に出張です。高速道路も整備され先輩スタッフの昔話からは随分交通は楽になっています。是非お出かけください。
監督銀吉の弱心・現場日記【2017年09月16日】