畳敷きの和室ログの癒し
監督銀吉の弱心・現場日記【2018年04月09日】
(古民家ログハウスシリーズ「八咫烏」)
銀吉は、歳とともに日本に生まれてよかったなぁ~と、最近すごく感じるようになって来ました。
儀礼を重んじ、最先端の技術や街並みと古い伝統の田舎の風景も共存している、話では建国以来として万世一系の世界最古の歴史を持つ日本で、私達が生まれ育てられている事は、世界から見ればとても幸せな事なのだろうと思います。
銀吉特別右翼的な思想があるわけではありません。
子供の頃から慣れ親しんだ日本家屋のノスタルジックな風情も、最近の一般的な住宅の仕様ではなかなか感じとれない新建材で覆われた家が多くて、どうにも建築を構成するマテリアルの違いがしっくりこないのかも知れません。
20年もするとガタが来ますし、昔の家は、断熱性などの問題も有ったかと思いますが、それにも勝る風情がありました。
適度な隙間風は健康にも良かったわけです。
2020年には、住宅の省エネ法の義務化が施工されて、ますます新建材の使用量が増えるなどの費用増も考えられ、消費者への負担が増えると思いますが、これも時代の流れ、仕方が無いのでしょうか。
一般の住宅であれば、壁の中に入れる断熱材の性能を上げたりする策が考えられますが、優れもの特性のログハウスの場合、ログ壁がそのまま仕上げになりますので、実際問題、熱貫流率等の数値だけでは測れない蓄熱性や見た目の温もりなども、すごく重要だと思うのです。
3月末に国交省から、住宅・建築物のエネルギー消費性能の実態等に関する研究会での検証結果が公表されましたが、一般建築もまだまだ課題も多いようです。
住宅・建築物のエネルギー消費性能の実態等に関する研究会(国交省)
建て替えした新しい市役所や病院、学校等にも総木造、仕上げに木をふんだんに使った建屋が増加していますし、木の良さがまさに昨今見直されていて、銀吉は悠久の古来から命のつながっている者として木の本統の流れ、素材の本物と感じているのです。
木の良さや、新しい感覚のログハウスはもちろんですが、日本の古き良き建物の良さをログハウスに取り入れ、何らかの形で後世に伝えていきたいものでっす!ね。
全室が遥かなる遠い極北の北欧テイストの無垢のフローリングもいいですが、日本人の銀吉としては、畳の部屋もぜひ欲しいところです。畳の部屋もいいですよ銀吉好きです。
ログハウスだからと言って、全て北欧テイストでまとめる必要も無いと思いますし、ログハウスと和風なデザインは、驚くほど違和感なく混在させる事が出来ます。
日本の古い民家と北欧のログハウスは、国は違えど根底には同じ精神が流れているような気がします。
監督銀吉の弱心・現場日記【2018年04月09日】