かや葺き屋根の里
監督銀吉の弱心・現場日記【2018年08月29日】
お盆休み気分もすっかり抜けて、待ったなしの全開で仕事モードしていますが、夏休み休暇は家族を連れての山梨県方面への束の間の休息でした!
いつも仕事の話が中心になってしまいますので、今回はそのお話しです。
静岡県の三島スカイウォーク大型商業施設のログハウス建築現場に通っていた時は、静岡県側からの大きな富士山ばかり見ていましたが、今回は反対側の山梨県の富士五湖側から見た富士山になります。
昔からこの富士五湖地方のほとんどの有名高級別荘地にログハウス建築現場があって随分と通っている地域なので富士五胡周辺は、ほぼ地図無しで動けますし、ここを曲がるとあのお客様が居て、あっちには誰がいらっしゃるなどと、お客様のお顔を思い出しとても気になってとても休息どころではありませんが、我が奥さんは久しぶりの遠出で楽しんでいる様子なので、仕事の話はしませんがたくさんの思い出が現在まであるのであります。
息子がアウトドアが大好きでカヌーをしている関係で、ちょうど精進湖で行われた大会にも参加。
小さい時からいろいろスポーツの習い事をさせてきましたが、銀吉は今まで1度も応援などに行った事が無かったので1度くらいは見ておこうとなのであります。
子供が大きくなるのは本当に早いもので家にいる時とは違った勇ましい息子の姿を見て、随分成長したものだと考え深く、我が奥様に感謝です。
精進湖に向かう手前に、『西湖いやしの里』というところがあり、かやぶき屋根の農村風景を再現した施設が有ったので、立ち寄って古い民家の造りを勉強させてもらいましたが、入り口を入った土間がなんとも懐かしいのです。
母親の実家も建て替える前までは昔の同じような古き良き間取りの家だったので、銀吉の子供の頃にわずかに触れ馴染んだ感覚がよみがえってきました。
古い町屋は商人の家といった感じですが、それとは一味違う農家の家という感じでした、かやぶき屋根の存在は実に凄い。そして落ち着きます。
かやぶき屋根を希望するお客様がいたら、材料の仕入れや職人の手配など、これはちょっと難題です。
ちなみに数十年で屋根を葺き替えなければなりませんが、1棟あたりおおよそ1千万以上の費用がかかるそうなので、いやしの里も施設を維持するための基金を募集しているようです。
フィンランドでもログハウスにかや葺き屋根があって、日本に似た佇まいの雰囲気です。
最近まで軽井沢にホテルの客室施設としてフィンランドの幻の立ち枯れ材のシルバーパインをつかってのログハウスコテージを監督しましたが、今度は茅葺を提言しようと密かに企んでいます。
ログハウスに茅葺屋根は良いにきまってますね。
監督銀吉の弱心・現場日記【2018年08月29日】