コルビュジエを目指す
淳.EBIの設計室のわななき【2019年01月27日】
毎日が大忙しで早くも1ヶ月が経とうとしています。もう1/12ですか?
「いや~、一日が短い…」と感じる度に歳をとったな~。と最近、特に感じているEBIでございます。
この写真は巨匠コルビュジエが最晩年自ら設計した終の棲家です。
嬉しいですね。あの建築の神様の家です!
今年は近代建築の三大巨匠の一人ル・コルビュジエ氏が手掛けた「国立西洋美術館本館」が開館して60周年を迎えます。
先日フェルメール展のついでに行って改めて大感動!
2月からは「ル・コルビュジエ」が故郷のスイスを離れ、芸術の中心地パリでの「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点をあて、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を振り返った展覧会が開催されます。
これは何としても建築家とすれば行くしかない!のであります。
国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ
「近代建築の三大巨匠」の一人であるル・コルビュジエ氏。
スイスの高級時計の生産地ラ・ショー=ド=フォンに生まれ、当地の美術学校で学んだ後、ウィーン、パリ、ベルリンなどの諸都市で建築と美術の新しい動向に触れました。
その後建築家として活動を行い、「近代建築の5原則」や「モデュロール」など独自の理論による数多くの作品を手掛けてきました。これが凄いんです。
国立西洋美術館は、日本で唯一のコルビュジエの作品であり、かつ、世界でも3棟しかない「無限成長美術館」の一つであります。
展示空間を螺旋状にすることで、作品数に応じて外側へ展示スペースを確保できる、というもので、美術館として無限に拡大できるという事です。
世界遺産にも登録され、本当にTHE教科書の様な作品です。
自由な平面、自由な立面、ピロティ、屋上庭園、スロープと全てがこの美術館には集約されています。
エントランスの低い空間から吹抜けへの広がり、見上げると開口があちこちに空いていて建築的散策性と言った建物の中をめぐる楽しさ。
ワクワク感。室内にあるスロープのゆったりした空間を味わいながら上がる視線の変化と射し込む光。建築=アートをまさに表現した作品です。
EBIの自慢ですが、学生の研修旅行でコルビュジエの傑作であるフランスまで行きロンシャン教会を見学した経験があります。今思うと大変貴重で、多くの不連続な開口から入るステンドグラスの光は、とても眩く、幻想的でした。
そんなコルビュジエですが、芸術学校出身ということもあり、絵画や彫刻でも多くの作品を残しています。
分野に縛られることのない創造性。EBIも今年は創造性発揮できるようにいい建築を見たいと思います。
建築家であり、芸術家であり、一人の思想家であった彼自身が作り出した世界遺産建築を体感し、我々bb設計室のレベルアップをし、お客様をより満足させるプランの提案をしていきます!
しかし、巨匠が余生を送った自ら設計した家は、なんと小さな丸太小屋たっだのです。
多くの都市計画プロジェクトまで手掛けたコルビュジエが晩年海岸で溺れて無くなるまでひっそり暮らしたしたその家が、人一人が生活する空間を設計したかと思うと大変感慨深いものです。
bbのミニログ小屋を楽しんで使われてお客様と無縁ではありません。実は全く同じ人間なのだと思いました。
師匠のカリスマのカリDAI号令で国立西洋美術館ツアー開催予定です。
本当は息子と上野動物園でパンダのシャンシャンを見たいのですが・・そんな馬鹿な!
淳.EBIの設計室のわななき【2019年01月27日】