大谷石の建築探訪
淳.EBIの設計室のわななき【2015年12月09日】
すっかり寒い季節、あっという間の12月も半ばになってしまい、今年の仕事はどうだったかなとあせっているブログピンチヒッターのEBIです。
実は先日母が風邪をひいて寝込んでしまい珍しく家事をお手伝いしました。新婚のEBIは親と同居でありまして、妻も仕事があるものですから、いやー大変でした! 何から何まで家事をこなす母親の大変さがよ~くわかり、勉強になりました。
洗濯するにも洗剤の量を間違えたり、お米を炊くにも水の量を間違え御飯がビショビショに…当たり前の様に家事をこなす母親や妻の存在に改めて感謝です。 家事や料理も段取り次第で、スムーズな進行は仕事の建築設計業務でもまったく同じこと、全ての真理は一事が万事であります。
皆様も風邪にはくれぐれもお気を付けください。
さて、先日の事。那須高原に遊びに行った際に、以前より行きたかった建物を訪問しました!「石の美術館」です。設計は世界的にも有名で建築界の巨匠である、隈研吾さんです。 隈さんの建築が栃木にあってEBIちょっと自慢です。
県内では「広重美術館」や高根沢町にある「ちょっ蔵広場」という大谷石の建築群と駅があります。 ログハウスもそうですが、素材感溢れる建築、いわゆる「テクスチャー」です。
見て、触れて、感じて、とそのテクスチャー極めて重要です。細かいディティールの追求まで建築って凄いなーって、途方もないやりがいにEBIは感動と大変な勉強になりました。 妻も傍らでまんざらでもなさそうでした。
「石の美術館」特徴としては、まさに石と木と鉄、そして光と水の融合です。 栃木県の芦野石と福島県の白河石で構成された建物は大きな彫刻美術とも言え、絶妙なマッスの配置と水辺を斜めに進むアプローチなどなど。 動線からの目線の移り変わりそして瞬間の心のまどろみ、憎らしいまでの演出がされ、理想が高くめったに良しと言わないEBIも珍しく心奪われ、ドキッ! 良しでありました。
中に入ると大谷石の隙間から光のスリットが差込み、なんとも幻想的な空間です。 全てのバランスがタダタダ絶妙なんです。石に表情があり、ゆったりとして静寂な空間。 このまどろみの計算、こんな表情をログハウスでもやってみたい!木の塊、テクスチャーは十二分最高の素材です。そう思うと、とても楽しくログハウスって感動です! これぞ建築の醍醐味!あらためて建築って素晴らしい。最高だなぁ~。
カミソリのような「カリスマ カリDAI」、仕事の鬼の「Eジェームス」について行くべー!であります。 皆様も那須高原方面に行った際にはぜひ見学して頂きたいEBIのオススメ建築スポットでした。
淳.EBIの設計室のわななき【2015年12月09日】