もとの木は生いや茂れる・・・・
ちゅらるの営業日記【2019年03月09日】
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月
旧の木は生いや茂れる 枝はなお影をやなせる
(中略)
海の日の沈むを見れば激り落つ 異郷の涙
思いやる八重の汐々 いずれの日にか 国に帰らん
ご存知だと思いますが、これは島崎藤村の作詞「椰子の実」の一節です。
音楽の授業で歌った記憶がありますが、とてもきれいな日本語です。
柳田國男が愛知県の伊良湖岬に滞在していたときに浜に流れ着いた椰子の実を見て、その話を友人である島崎藤村にしたことから 作られたと言われています。また「思いやる八重の汐々」の「思いやる」は思いを遣る(遣るは遣唐使の遣。何かを向かわせるという意味)。」です。
つまり自分の心をどこかに移動させるということで、優しいという意味での「思いやり」も自分の気持ちを相手の側に持っていき、その人の気持ちになるということが語源であると何かの本で読んだことがあります。
営業部の一員の拙者とすれば心に響きます。
この詩では、どこかから流れ着いた椰子の実を見て、どこから流れてきたのだろう、元の木はまだ茂っていて影をつくっているのかなと思いをはせるのですが、実はいつもいつも拙者もログハウスのログ部材1本1本を見ていると、このログ部材も元々は遥か極北の遠い国フィンランドの森で風に枝を揺らし影をつくり、その木々には雪も積もり、鳥たちもとまっていたんだなと思いを遣ってしまいます。
はい、拙者は、結構ロマンチストなんです!
フィンランドで育った木々が遠い遠い日本にやってきて、BBのログハウスとして皆さまの元に届きお使いいただいているわけですが、先日、代理店様より素敵なミニログの写真を何枚かいただきました。
タリーは通常、車庫・ガレージとして使われることが多いミニログなのですが、今回はとても楽しい使い方をされているお客様がいらっしゃったので特別に紹介させていただきます。
なんと!タリーを焼肉ルーム兼ゴルフ練習場として使われてるんです!
こんな使い方もあるんだと、嬉しくなってしまいます。
年寄り風にいえば、フィンランドの森の一本の木から 因縁因果でこの巡り合わせは奇跡だと! 本当にそう思うんです。
お家のミニログで焼肉。ダクトも付けてあるので煙も心配なし。本格的です!
焼肉を食べたら、食後の運動を兼ねて今度はとなりのスペースでゴルフ。
想像するだけで素敵で愉快な週末ですね。
こんなふうにbbのミニログハウス通称ミニは、お客様の用途に合わせいろんな使い方ができるんです。
使い方は無限なんですね。フィンランドの深い森からやってきたログ部材がこうやって、お客様に愛され使われているというのはとても嬉しい限りです。
こんな使い方してますという事例や、こんなふうに使ってみたいというアイデアがあれば、ぜひ教えてください!
ちゅらるの営業日記【2019年03月09日】