江戸の料理と現代の平屋
ちゅらるの営業日記【2019年04月30日】
生簀からひきあげたばかりの鯉を洗いにした、その鯉のうす紅色の、ひきしまったそぎ身が平蔵の歯へ冷たくしみわたった。
「むむ…」
あまりのうまさに長谷川平蔵は、おもわず舌つづみをうち、
「これはよい」
先日実家に帰った際、父親が大好きな時代劇『鬼平犯科帳』の再放送を見ていました。
一緒にみていると、中村吉右衛門が演じる鬼平こと長谷川平蔵が食べている料理がなんとも美味しそうなんです。
鬼平に登場する四季折々の料理はどれも美味しそう。
軍鶏(しゃも)鍋、鰈(かれい)の煮付け、独活(うど)のぬか漬け、鰻の蒲焼きや天ぷら蕎麦。
それもそのはず原作者である池波正太郎は食通としても有名で、自身、食やグルメに関する本もたくさん出版されています。
拙者も先週、鬼平の料理に関する本を2冊読んでみました。
新発見のここだけの話、今はネットで中古の本が1円で買えて、それが2・3日で届く。とても便利ですね。
その話をbb会長が聞きつけて蘭栽培の指南書を1円で買ったとか?
そう言う経済感覚って、単にケチではなくて物を大切に実直で誠実な感があって拙者大好きです。
鬼平犯科帳に登場する料理は、江戸時代に実際にあった食べものなのかを検証した上で、基本的には池波正太郎さんが好きな食べ物が描かれているのだそう。
『池波正太郎・鬼平料理帳』によると、白菜が江戸時代にはなかったこと、関東と関西の鰻の割き方・焼き方の違い (川の流れ、山から海までの距離、土質など地理的な要因が関係している)などが書かれています。
江戸前寿司というのも、もともとは川の淡水が東京湾の海水に交わるところで捕れるうまい魚を使った寿司のことを言ったそうです。ちなみにネットで調べてみると、池波正太郎さんが好んだ料理店の情報などがたくさん出てきます。
どれも美味しそう。
話は変わりますが建築の話、時代劇というと町人たちは長屋に住んでいるイメージがまず浮かびます。当時、江戸の町で庶民が住んでいたのが集合住宅である「裏長屋」。
江戸の7割程の土地は武士が使用し、その他神社仏閣用の土地を除く、わずかな土地に人口の約半数を占める町人が住んでおり、その住宅問題を解決するのが長屋であったとのことです。
長屋を複数棟に薄い壁で区切り、1戸の広さは、間口が9尺(約2.7m)、奥行きが2間(約3.6m)。つまり6畳程度の大きさです。(bbのミニログ コスカAに近いですね、小さいなと思いながら座り込むと妙に落ち着くな?感があるのです!)
しかも、そのうち約1畳半は土間で、残りの4畳半が部屋部分。そこに4人家族で住んでたらしいです。驚きですね。想像して考えれば山ほど勉強になりそうです。
現代の日本でも狭い限られた土地に家を建てることが多く、平屋でなく2階建て・3階建てが主流となっております。
しかし、近年、再び平屋に注目が集まっております。
1階と2階を上がり下りする必要がない水平移動の生活動線の贅沢なスムーズさ、老後を考えたバリアフリー化がしやすく、メンテナンスもしやすい、窓を開け放てばデッキや縁側が室内と外の景色をつなぐ自然との一体感。
また、全ての部屋がひとつのフロアに収まるため、リビングを中心とし、家族をより身近に感じて暮らすことができるのも平屋の良さです。
bbでも平屋モデルを多く用意してあります。
UNIログであれば、ラウハ、レポ、サウス&ノース平屋、イースト&ウエスト、FINログでは、ロマ、ヴィータ、フィンランドハウスではルノ、そしてビーズハウスのブリス、古民家ログハウスの八咫烏jと多くの平屋プランを用意しております。
是非、bbホームページより充実の間取りをご覧ください。
また自由設計がbbの強みですので、ロフトを付けたい、部屋の間取りをアレンジしたいなど、なんでもお気軽にご相談下さい。
ちゅらるの営業日記【2019年04月30日】