青木繁に寄せる館山の現場
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年05月09日】
写真は青木繁の 「海の幸」です。
ハナミズキが可憐に咲き誇っていて色彩のある季節になりました。
今年の連休は過去最大での10日間!例年以上にセルフビルドのお客様からの問合せ急増で大困り!、GW期間中は出勤人員のシフトを組んで対応したのですが、bbのコールセンター設置が必要と思った次第です。
スタッフのてんてこ舞いは良いのですが、お客様を待たせてしまった不手際に心が痛みます。
このところのbbのクオリティーの違いが浸透してか空前のログハウスのミニ関係の小屋ブームで、この10連休の機会にお建ての人には、絶好のチャンスでした。
又、この時期にしかログハウスの別荘に来られないお客様もたくさんいらっしゃるので、動き回ってこの機会のメンテナンスや増改築の打ち合わせなども、今年は大忙しの毎日でした。
先日千葉の現場打合せの際、銀吉は絵画などの芸術関係の知識があまり無いので詳しい事が分かりませんが、現場近くの海岸に青木繁「海の幸」記念碑が有ったので、パチリ!
中学生の時美術の授業で、先生に「海の幸」の絵の画集を見せられ、先生の興奮気味の解説も感動の時間を思い出します。
ちょっと調べてみますと青木繁は、明治の異才の画家で若くして亡くなってしまった天才で、この記念碑は千葉の小漁村の布良で遊び制作した地のモニュメントだった様です。
明治15年に久留米市に生まれ、17歳で上京し本格的に絵の勉強に取り組んで、28歳で亡くなるまでの代表作となった「海の幸」は重要文化財にも指定されている作品で、今回の現場が有る千葉県館山市の布良(めら)地区に滞在した際に、同行した友人が見たという地元漁師の話しを聞いて想像で書いた作品だったそうです。
若い作家の飛躍を願い「青木繁記念大賞ビエンナーレ」という公募展が2年に1度開催されています。
第6回目となる今回は、先月の4/30に募集が締め切られてしまいましたが、新人画家の登竜門となっていて、青木繁の名前の付いた公募展が開催されるほど多くの人に今なお愛される作品を残した方だった様です。
下の写真は青木繁のポートレートです。
弊社会長も絵や彫刻、書などのアーティストで、常々ログハウス建築も芸術の一つ、古来の芸術家は3部門の建築、彫刻、絵画を同時に取り組んだ、建築はアートとして一棟一棟が大切な作品として、妥協せずにこだわり取り組め!といつも教えられ、ログハウス建築がアートととして、極めて重要な価値ある取り組みとして誇りを持てるようになりました。
更に、最近ではリゾートホテルや学校やリゾート施設etcとあらゆる住宅以外の建築を手がけて行くうちに多くの方の目に触れる機会が多い建築を建てる様になり、建築は芸術、また建築に携わる監督は建築の表現者として益々気合が入っています。
はるかに遠く離れた極北の地、北欧フィンランドから送られて来るログハウス。
明治の作家も今の時代であれば、ログハウス建築を風景絵画を書き残してくれていたかもしれませんね。
新時代REIWA―令和―新しい時代に向けて銀吉も日々精進を。心に誓ったっす!であります。
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年05月09日】