ログの超!調湿効果
淳.EBIの設計室のわななき【2019年05月28日】
鬱陶しい梅雨がやってきています。
昨年はbb本社のある関東地方の栃木県では6月6日に梅雨入りし6月29日に梅雨が明けるという例年にないほど早い梅雨明けでした。
例年のジメジメというよりは、ひたすら暑い毎日の印象でした。
建築家として住居学的に天候気象は気になるものです。
今年はどうなるのやら?最近特に気温もさることながら身体のセンサーが湿度にも敏感になり始めているEBIでございます。
そもそもなぜ「つゆ」を「梅雨」と書くのかというと、梅の原産国とされる中国では、「梅の実が熟す頃に降る雨」という意味で、中国の長江流域で「梅雨(ばいう)」と呼んでいたことが起源とする説や、「黴(かび)が生えやすい時期の雨」という意味で「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたものが、同じ読みで季節に合った「梅」の字を使って「梅雨」になったという説を新聞で読みかじったことがあります。
日本に伝わったのは江戸時代とされ、それ以前の日本では梅雨のことを「五月雨(さみだれ)」と呼んでいました。
なるほどおくゆかしいものです。
五月雨という名の割烹日本料理店をジャパネスクの大好評の古民家ログハウスで設計したいと、そういうクライアント様はいないかな~なんて勝手に和の佇まいの、美人女将の仕切る料理店を空想しています。
空気がじめじめしていると気分も下がります。ですが、ですがなのです。
我が社bbのログハウスには噂の現実!超調湿効果であの嫌なじめじめともおさらばであります!
ログハウスには湿度が高い時には湿気を吸い、逆に低い時には湿気を吐き出す調湿効果があります。
梅雨時期には雨が続きなかなか洗濯物が外で干せなくて部屋干しで、なんてことはよくある話です。
そうすると、ただでさえジメジメしているのに部屋干しで室内の湿度が上がり不快指数が上がり、カビの発生の原因にもなりかねません。
しかし、ログハウスの調湿効果で余計な湿気は木が吸い込んでくれるます。
30年も以前の頃、静岡県の十里木高原別荘地で、弊社bbがログハウスを建築ししばらくたってのオーナー様の声、音楽家で弦楽器なども収集もしていて、「あっという間に苔だらけになる十里木に、思った通り楽器にカビも生えずすごい防湿効果があってログハウスにして良かった。」という話。
あるいは「洗濯物の室内干しの乾きが早いのにびっくり!」などよく話をうかがいます。
ログハウスの調湿効果と最適な湿度は符合して、50~60%と言われています。
60%以上だと、カビが生えやすく、50%以下だウイルスが繁殖しやすくなると言うのです。
凄まじく絶妙な調湿効果。自然の凄まじ力を思い知らされるのであります。
以前、高気密を図った他社の住宅のモデルハウスを見学しに行ったことがあります。
パッと見モダン新建材でそれなりに今様でペナペナでパカパカである意味、スタイリッシュで流行のデザインなのですが、入った瞬間になんだか息苦しい新建材の空気がこもったような感覚を覚えました。
その後すぐに弊社bbの展示棟に入ると一変。
とても気持ちいいのです。是非この良さを体感していただきたい。
これからの季節、外はカンカン照りにも関わらず、ログハウスの中はサッパリ爽やかな気持ちいい感覚なのです。
空気が新鮮で籠った感じもなく、いつまでも居れてしまいます。
ペットが喜ぶ理由は人間にも同じですね。
高気密化住宅は、密閉してエアコン等のランニングコストを下げることを目的とされています。ですが、ログハウスの場合は優れた調湿性能・優れた断熱性能そして、木自体が空気を出し入れしてくれるので、最高の肌感覚です。
体感での評価はわかりにくいものですが、今後はもっとデータ数値化が進んでいくと思われます。
ログハウスの超~調湿効果を体験したい方は、是非びゅうフォレスト喜連川へお越しください!!
かなりの棟数のbbの建築が並んでいますので、散歩しなら見学できます。
びゅうフォレストに来れば、心も体も癒されますよ!
淳.EBIの設計室のわななき【2019年05月28日】