深~い!シルバーパインの棲家
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年07月09日】
昨年軽井沢で施工しました「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」に撮影でお邪魔しました。
雨時期に入っているのに清々しい快晴!さすが!高原リゾート日本一の軽井沢別荘地です!
清涼な空気と美しい太陽と新緑に囲まれたシルバーパイン(ケロログ)のコテージにいると居るだけで北欧フィンランドの森の中の棲家の時間がゆっくりと秒針がゆっくりと動き流れている様に感じて実に心が癒されます。
本当に太古の昔からの住まいの原点、ログハウス独特のこの感覚は、ケロログに関わらずフィンランドのマシンカットログハウスにおいても全く同じくいつも不思議と落ち着くのです。
最近HPで発表されたログハウスが健康にいい建物だって言う事は、言うに及ばずです。
ケロログは、日本ではあまり馴染みのない物だと思いますが、なん度かブログなどでも紹介しており、改めてその魅力を紹介したいと思うっす!
シルバーパイン関連のページもリニューアルされました、ぜひ覗いて見てください。
ケロ(Kelo)ログ とは立ち枯れのパイン(欧州赤松)材なのですが、樹木が立った状態のまま枯れて葉や枝が落ちた後も数百年と立ち続けます。
広大なフィンランドの森林の中でも北極圏にあたるラップランド地方で採取される立ち枯れのケロログは数量も極小です。
採取地も重機が容易に入れるような場所に無い為希少材と言われ、その希少性からフィンランド国内においても幻の高級材と言われています。
北極圏の極寒の地で樹齢はおよそ200年から300年経過した後に、立った状態のまま枯れ果て乾燥します。
立ち枯れてからも、およそ100年から150年は立ったままの状態で、乾燥とともに樹皮は剥がれ表面が銀色になるためシルバーパインとも呼ばれます。
表面は銀色、幹の中心は赤みがかった色をしており、とても神々しい表情です。見ているとほんとうにオーラが出ています。
とてもマニアックな話しなんですが、ケロログの木は通常、反時計回りの螺旋木理となる特徴(極北の地のフィンランドの緯度、地球自転と太陽光線入射角度で天然のねじれが出現、物理学で言うコリオリの力。)を持っており、こうした木理(木目)はより木を硬くし曲がりにくく反りにくいものにします。
自然の力って凄いですね!ホント自然の力は偉大!地球の自転の影響を受け北半球では台風が反時計回りに回転するように、ケロログも400年から450年という長い年月の中で、反時計回りに成長しているのです。こうした諸条件により、長い間自然のままに立っていたケロログは通常のログより曲がりにくく、反りにくいものになっています。
実に味わい深くて、これぞログハウスの原点といった感じがしませんか、銀吉が自分の遊び小屋を建てるなら絶対シルバーパインのケロログが良いなとつくづく思った次第です。
建築でもありアートでもあるケロログハウスに住みたいというお客様!是非お気軽にお問合わせくださいね!
監督銀吉の弱心・現場日記【2019年07月09日】