EBIのアート思考
淳.EBIの設計室のわななき【2020年09月11日】
写真は弊社のアートログハウスシリーズのデザイナーズログハウスです。
隣の家との目隠しルーバー袖壁の装置による「影の効果」太陽との影装置の一体としてデザインしてあります。
EBIは元気です。コロナ禍の9月bbログハウスファンの皆様いかがお過ごしでしょうか?
まるで季節が1ヶ月ずれてしまい秋が1ヶ月減ってしまうのか心配なEBIでございます。
九州の皆様に置かれましては、災害の連続で大変かと思いますが、頑張って是非、お身体だけは大事にお過ごしください。
WITHコロナが相変わらず継続中ですが、当然EBIもお家時間が増えています。
そんな先日、近くの図書館で借りた1冊を紹介します。秋元雄史著書の「アート思考」と言う本です。
今、アート思考をたまに耳にします。
アートはちょっと難しい、わからないと言った人もいるかと思いますが、実は知れば知るほど日常との関係性やヒントがあると書いてあります。
ビジネスにも応用でき、役立つ要素が大いにあると言った事も書かれています。
一見、アート=芸術、と言うと一部の特殊な限られた人が表現を興味ある人が観賞すると言った、特定で限られた世界と思われがちですが、過去を遡れば、多くの企業家や大富豪が挙って芸術作品を大金をはたいてオークション落札したり、コレクト品を美術館を造って展示したり、実はアートとビジネスは繋がりがある関係であったのです。
更には、過去も含め現代アートに見られるアート作品の中には時代の風刺画であったり、現代問題への警鐘、アバンギャルドな世界を表現したものが良く見られます。
何故この様な作品を企業家達が好むかと言うと、作品に込められた前衛的メッセージには、非日常性の中に現代の解答が見い出しにくい変化に富んだ世界から解決策を見出すヒントが隠れていて、これが新たなビジネスヒントにも繋がるとい言うのです。
確かにアートは個性であり、その延長上にアバンギャルドであるが故に、コンテンポラリー同時代志向には受け入れらない存在である事がよくあります。
そのような存在であっても専門家の評価を得れば、脚光浴びたりする紙一重の世界でもあります。
そんな可能性がアートにはあるんです。
bbで昨年デビューしたアートログですが、建築もアートの一部です。
弊社会長もアート、芸術、建築は、デザインが重要いい作品をつくる為には絵がかけないと!と指導を受けています。
数年前に見た、アメリカの建築家、フランクゲーリーの展示会で壁に書いてあった衝撃の言葉。記者に向かって中指を突き立て、「今日、設計され建築されるものの98%はゴミでしかない」と言い放った事を思い出しました。
98%にならない様な建築、ログハウスを造るにはどうしたらいいのか?アート思考を磨かなければ実現は出来ないと強く感じたのであります。
ヒントは木そのもの、匂い、年輪の不思議、素材感の不思議、削られた木の形などなど、アートのヒントはいっぱいです。
淳.EBIの設計室のわななき【2020年09月11日】