知足
監督銀吉の弱心・現場日記【2021年02月22日】
中国の古典老子の中、日本の禅問答の中にも知足(ちそく、ちたる)という言葉がありますが、実は、銀吉迷いがある時にはいつも知足を思い出して、「足るを知る、足るを知る」と繰り返し呪文のように唱えて思い煩う気持ちの整理をして、心を沈めています。建築現場が日毎に千変万化してゆく中、仔細なことまで職人が介在してゆく中、取り仕切るリーダーとしての責任の重圧からそれなりにストレスがかかってきます。
そのストレスに乗り上がって使命感で采配やりまくるのですが、いつも凡夫銀吉は愚痴不平が湧いてくるのであります。
まだまだ未熟な銀吉に上司の社長や他の部門長から捲し立てられると正直言って頭にガツーンと、そうすると「足るを知る」が始まり、その内「足るを知れ!」自分に命令形が下ります。
なあんて大袈裟に言っていますが、以外や銀吉スマートに仕事をこなしていますのでご安心ください。
最近京都の龍安寺石庭の上のスナップ写真がスマホから出てきて、龍安寺界隈は過去3回見ていますがその都度銀吉はやっぱり日本の建造物は凄い、日本の心は凄いと思うのです。
どうですか石庭!外人は心の底からびっくりしますよね。
何かする庭でなく、不思議なただただ静かに眺める庭。
下の龍安寺の石のつくばいに「吾唯足知」と口が真ん中で4つの文字が刻まれています。
吾唯足るを知る!という事、必要な物はもう全て足りている、まだ足りない、もっともっとと欲するのではなく、今ある状態を受け入れてこれで十分幸せと感じる事が出来れば、今こうして生きていられること、些細な事でもありがたいと、周りの普通の風景も一段と明るく美しいと実感できるようになります。
そうなりますと厳しい仕事の上でも、もう誰にも部下にも上司にもお客様にも感謝の気持ちで一杯になります。そういう時は仕事も捗ってルンルンになるものです。
身の回りの全てがあって当たり前だと思わないことのような気がします。
偉そうな事を言って申し訳ありません。
龍安寺石庭の写真を見て思うのでありました。
けして厭世的な話では無いのですが・・・
しかしながら会社の仕事になりますと各部門が目標や予算、計画を、企画を立案して明るい未来を目指して全員で力を合わせないと瞬間淘汰が待っています。
その使い分け向上心を持って銀吉頑張ります。
日本の心、京都も奈良も時間が出来れば近代建築には全く無い素晴らしい奥深い伝統建築、是非是非行ってみたい建築の教科書の町です。
そういうところで、弊社bbの日本のノスタルジー古民家ログハウス「八咫烏」ヤタガラス、ビックボックスは和の心をログハウスとして売り出しています。
是非京都に建てなくっちゃ!と思う次第。
京都の方 是非手をあげて下さい。
▼下の写真 古民家ログハウスシリーズ「八咫烏」です。
監督銀吉の弱心・現場日記【2021年02月22日】