脱炭素時代に向けての取組み
淳.EBIの設計室のわななき【2021年03月24日】
本社のある宇都宮市の桜の花もほころび始め、いよいよ暖かくなって気持ちのいい季節になりました。
WITHコロナの生活は継続中ではありますが、週末の町中は、信じられない程に混みあっていてびっくりでした。
緊急事態宣言が解除されたこともあり、制限されるストレスが大きく反動がでてしまい、多くの人が動いている事「人はということ」を改めて実感しました。
このままですと、EBI予測では100%リバウンド確実、これ以上第四波とならないように予防徹底していきましょう。
さて本題ですが、先日ログハウス協会の技術講習会がありbb設計部スタッフはZOOMにて参加しました。
何と今回は、東京会場に出向くのではなく会員限定、今はやりのZOOM講習会でした。
コロナ禍でのまさに新しいスタイルです。
これなら、移動時間も交通費も無駄にならない、まさに1石2鳥のいや、勉強も出来て1石3鳥の効果です。
ある意味素晴らしい時代の到来です。
大変な状況下にはありますが、コロナは私達の生きる仕組み喜びを今一度見直す、私たちに便利な新しい取組みを考えさせてくれました。
お題目としてはこれです、来月4月から始まる改正省エネ法改正についての話。
脱炭素社会を目指す取組みが法改正でいよいよスタートです。昨年、菅総理は所信表明演説で2050年までには、脱炭素社会をかかげました。
再生可能エネルギー100%を目指す為には、革命的なイノベーションが必要です。
このように300㎡未満の住宅・非住宅について省エネ基準へ適応しているか適応できていないかを施主側へ説明義務が設計士に求められます。
その説明義務とは省エネの適合を必ずさせるものではないのですが、適合していない場合どのようにすれば適合できるかを説明するということです。
ではどのように検討していくかという話なのですが、分かりやすく説明すると建具や壁、天井や断熱材がどれだけ熱を通すか、逃がすかの計算をしていく事になります。
具体的に言うと建具はペアガラスよりもトリプルガラスのが熱を通さないで室温を逃がしにくく省エネに適していて、断熱材も高性能品を使えば同様の事を言えます。
36年前の創業当初から、北欧フィンランドの木製トリプルガラスの木製サッシを採用していたbbは、世界の最先端を行っていたと言う事です。
そう言う意味では、北欧や西欧の文化が進んでいた部分も多々あるのかと思うのであります。北欧は社会福祉の国でもあり税金が高い分、多くの社会保障が充実しており、年をとっても安心して暮らせる社会が成立しています。10%増税で大騒ぎの先行き不安な日本とは異なり、先を見据えた成熟した文化が北欧にはあるのだと改めて思いました。創業して2〜3年経た30年以上の昔、フィンランドでの新聞に政府が国民の為の「セックス休暇が可決」した。を知ってビックリした会長の話、すごくヒューマンチックなお話でした。
話は戻りまして、気になるログについてですがbbが主に使用する欧州赤松は木材の中でもかなり優秀で熱に左右されにくい材種なんです!
この欧州赤松というのは世界的には国を上げての良木、日本で言えば「桧ひのき」ですが、北欧5カ国では「欧州赤松」が一番です。
オランダやデンマーク王室御用達の白木の家具と言えばこの欧州赤松のパイン材で窓の縁や建物が床材建材もちろんログハウスもこの欧州赤松パイン材なんです。
ちなみにですがコンクリートだと約13倍、鉄だと400倍熱を通しやすいそうです。
ログハウスは冬暖かく夏涼しい。は土蔵建築のようだは頷けますね。
天然素材の欧州赤松は、凄い素材だとEBI改めて感動してしまいました。
EBIも木の可能性を脱炭素社会に向けて益々勉強したいと思います。
木に触れたときに暖かく感じるのは木が熱を通しにくく逃がさないからで、特に木の中でも欧州赤松は優れものなのです。ログハウス検討の方は是非一度実際のログに触れて体感してみてはいかがでしょうか。
脱炭素社会に向けて、bbの新たな試みはエコロジー緑化推進計画を開始しました。
その一環として、bb本社では、ログハウス住宅が完成したお客様に素敵な記念樹を進呈しています。
私達の宇都宮市でも緑化推進事業で家を建てた方に記念樹贈呈事業をしています。
是非脱炭素社会を目指しましょう。
淳.EBIの設計室のわななき【2021年03月24日】