珈琲とサステイナブルな暮らし
ちゅらるの営業日記【2022年03月27日】
「文章を理解するときには、カタカナの意味を正しく理解すること」これは拙者が大学受験の時に予備校で現代国語の先生に何回か指導されたことで、今でもその時のことをよく覚えています。
当時、「アイデンティティ―」を辞書で引いた通りに「自己同一性」を覚えていたのですが、それでは文章の意味をうまくとらえることが出来ませんでした。今では拙者の口からも無意識によく出てくる「アイデンティティ―」は「自分はこういう者であるという考え」と教わり、ニュースなどで、その言葉を耳にするたびに「こういうことか」と意識し、徐々に自分の中で理解が出来ていったことを記憶しています。
今回、こんなことを思い出したのは、最近、毎日のようによく聞くけれど、いまひとつピンと来ない言葉があるからなんです。「サステイナブル」です。
「持続可能な」という意味ですが、サステイナブルな社会、~な暮らし、~な環境、はたまた、サステイナブルな素材などと、あらゆるシーンで最近耳にします。
先日、子供向けの英語番組で、アルファベットの歌が流れていましたが、その歌詞ではSはsustainableのSであり、そのくらい浸透しつつある言葉なのであります。
亡くなった石原慎太郎さんもよく、英語がお喋りの中に混ぜこぜになっていて勉強になりました。
国際的な日本人になるにはその語感を感じて語彙を理解することに必須のように大事なことで、さすが石原さんでした。
「エコ」と何が違うんだろうと、インターネットでいろいろと見て回っていると、分かりやすい説明だなと思えるものを見つけました。
SUSTERRA『サステナブルとは?分かりやすく意味を解説!』
上記に記載されている例え話です。
100人ほどが住んでいる小さな村があり、その近くの海には100匹の魚が泳いでいる。
しかし、村人全員が1人1匹魚を食べてしまったら、海から魚はいなくなってしまい、村人は食料にありつくことが出来なくなる。そして村は滅亡してしまう。
そこで食べる量を80匹くらいにしてみたらどうか。
残りの20匹が繁殖すれば、再び食料にありつくことができ、村人たちは生き続けることが出来る。
生きるために食べるけれど、みんなで分け合って腹八分目くらいで我慢する。
そうすることで海の魚は持続可能となり、ひいては村の持続可能性を守ることが出来る。
いい例えです。
そして、この小さな村を、より大きなスケールにしたのが私達の地球ということになります。
サステイナブルという考えのひとつのポイントなのが、単純に環境にやさしいということを考えると原始時代に変えればいい。でも、それだと車もない、電気もない、何もない世界になっていまいます。
人間が生きていくには、経済的な発展も必要となります。
そこで、地球・環境・資源が維持・継続できる範囲内で人間も繁栄していこう、「地球と人間、どちらにも優しい」という考えがサステイナブルです。
またサステイナブルは、「我慢しながらというよりは楽しみながらやっていくもの」そういう考えも広まりつつあります。
またSDGs(持続可能な開発目標)として、具体的な目標が挙げられております。
サステイナブルな暮らしを楽しむ。
オランダのユトレヒト中央駅では、駅内に大きなブランコが設置され、それをこぐとスマホが充電できてしまう。そんな例です。
「楽しみながら、できることを」そんなふうに意識を変えていくことが今、求められているのでしょう。
楽しく、環境意識もできる! 駅に設置された携帯電話を充電できるオランダユトレヒト中央駅に置かれたブランコ
そしてログハウスにも使われる木材は、再使用や再利用できるのはもちろんですが、再生産することができる貴重な資源です。伐ったら植えて育てる、これを繰り返し行うことでいつまでも枯れることなく使い続けることができます。
北欧フィンランドでもそう言うグリーンテック運動が30年以上も前からあり、弊社の会長は40年も前から名刺に「私達の地球、資源を大切に。地球を大切に」を刷り込んで企業姿勢のスローガンの一つにしていたそうです。
まだその時代に日本での他の企業にそう言う姿勢の表語的なフレーズは殆ど無かったようです。
木材は、木質ボード、紙、さらには燃料といったように、形を変えながら何度も利用することができます。
最終的には土に返すこともできるサステイナブルな素材です。
bbでは、サステイナブルなログハウスでの暮らしをより良く楽しむために、現在、雑貨等の商品開発を強化しております。
良い事だと思います。
今後、取扱いを検討しているものは、新素材のキャットタワー、サウナ関連グッズ、アウトドア商品、カヤック、ワインラックなど様々で 次々と発表してゆきます。
そして今回、新たに取扱いが決定し、現在商品アップの準備中のアメリカンプレス (コーヒーを淹れるための抽出器具)を紹介させて頂きます。
圧力による強い抽出力と超微細な目のスチール製フィルタで、おいしいコーヒーを短時間で抽出できるアメリカンプレス。
蒸らしたりドリップしたりするのを待たなくてよいので、忙しい朝や時間が少ない日常生活でも本格的な味わいのコーヒーが楽しめます。
手でゆっくりプレスしていくと、カラフェの中でお湯が消えてコーヒーが湧き出てきます。
圧力抽出と繰り返し使えるステンレススチール製の極細フィルタにより、スッキリとした味わい深いコーヒーを楽しめ、繰り返し使えるスチール製フィルタにより、ペーパーフィルタも不要なんですの優れ物、嬉しいですね。
本格的なコーヒーが淹れられるだけでなく、使用後のお手入れやリサイクルなど環境にも配慮した製品なんです。
みなさんも、ログハウスで淹れたてのコーヒーはいかがですか?
ちゅらるの営業日記【2022年03月27日】