北欧フィンランドの明かり
ちゅらるの営業日記【2022年05月18日】
拙者、天才バカボンの主題曲の「西から昇ったおひさまが東へ沈む」とどういうわけか心地よく頭に残っており、恥ずかしながら西と東があれ!っとなることがあります。
英語のEast と West の東西は義務教育を受けた私たちは頭に明確ですが、皆さん英語での東西南北はどのように覚えてますか?欧米の子供たちは、Never Eat Soggy Waffles.(びしょ濡れのワッフルは食べるな!)」という短文を呪文のように、頭文字を時計回りに覚えるみたいです。
私達地球では、日の出は東から昇り、太陽は西に沈む不変の法則があります。
あまり聞いたことはないと思いますが北欧フィンランドの北極圏の地域では、真冬の朝、太陽は地平線の上に昇ってこなく、夜のように暗い状態で地平線が薄明るくなるだけが何日も続く「極夜」と言う現象が起こるそうです。
逆に真夏には「白夜」と呼ばれ、太陽が地平線よりも沈む事がなく、地平線の上を水平にただ動いていき、暗くなる夜はなく一番暗くなるのは日本の朝の5時6時の頃のような薄暮太陽が沈まない日が続きます。
緯度が低いフィンランドでは家の中まで光が入って来ます。
まだ明るい中、時計を見てもう眠る時間かと、不思議ですね。
日本では想像もつかない事が起こりますよね。
地球の地軸が公転面の垂直に対して23.4°傾いている事に起因する現象で、白夜や極夜が起こります。北極圏の北緯66度33以北の場所では冬は太陽が上がらず、夏は太陽が沈まない極北の地北欧フィンランドの大自然の神秘ですね。
フィンランドでも極夜の地域では、太陽光を浴びる時間が減り本来太陽光を浴びる事で皮膚下で合成されるビタミンDの欠乏症と言われていて、ビタミンDのサプリ摂取によって防いだりと、いかに日常に浴びる太陽光は体にとても大切なんですね。季節を問わず比較的温暖な太陽光がさすひだまりを見つけては、老若男女が裸になって甲羅干しがしたくなるのがわかりますね。
深いですね!北欧の人達は、白夜の夏と日照時間が少ない冬により、室内で多くの時間を費やすため、室内での居心地を良くする工夫が生活に根ざしています。
日中の太陽の光をどう取り入れるか、北欧の方は凄く気にします。
トップライト(天窓)も比較的多く取り入れています。
日本では、大きな照明を天井に付けることで部屋全体がかなり明るくなる生活スタイルですが、北欧の場合は、夜は暗さを受け入れた上で明るさが必要なところにのみ、光を置くことにこだわる明かりの取り方になっています。
部屋全体は、夜は暗くディナーテーブルだけ明るくなったり、本を読む場所のみ明るくなったりと、日本人からすると暗いイメージになりますが、部分照明で必要な明るさを確保すると言う考え方があるようです。
日本でも電灯が主流になる以前は、ろうそくが明かりとなり、暗さのなかで部分のみ明るくなる陰影を楽しむ文化がありました。
100年近く前に「夜は昼にはならない」と、「近代照明の父」であるデンマーク人のポール・ヘニングセンの有名な言葉があります。へニングセンは、人には昼と夜のリズムが必要とし、もともと人類は太陽と共に生活してきたので、昼間の太陽光のもとでは活動的に、オレンジ色の夕日を浴びるとリラックスモードになると言われています。
また、暖かな色の光を夕日のように低い位置に置くと脳がリラックスモードになるようです。
部屋全体を煌々と照らす照明よりも、心地よい部分照明を取り入れ、自分の明かりを暮しに取り入れるのも、新しい生活スタイルを生み出しそうですね。
私たちbbの提案しているログハウスの屋内も、創業当時から北欧の文化を大切にし、こうした考えに基づきスポットライトや天窓を多く採用した配置と効果に気を配っています。
ちゅらるの営業日記【2022年05月18日】