包み込むカタチ
淳.EBIの設計室のわななき【2022年08月30日】
お盆も終わり、あっという間の9月、夜も随分涼しくなってきました。
ちょっぴりさびしい気分!
この時期のサウナでの採暖の後の外気浴はいつにも増して心地よく、よりリフレッシュ!サウナの病みつきになっているEBIです。EBIも、そろそろサウナーを名乗りたい気分、やっぱりサウナはいいですね。
サウナに入っている際はいろ~いろ~なことを考えることができます。
考えに考えて、自分を見つめ直して整う。
一種の「瞑想」に近い時間になりますね。
瞑想をさせてくれる空間、サウナはとても心の落ち着くためにも居心地がいいです。
本場フィンランドでは大切な商談に限らずミーティングにもサウナを活用する意味が良くわかります。
EBIも体感してサウナの本筋本統が分かってきたような気がします。
今回は「瞑想」にちなんだ現代の最新コンセプト建築を紹介いたします。
▲こちらは岐阜県にある「瞑想の森」という建築家の伊東豊雄さんの作品となります。
曲線美で包み込まれるような「自然の造形を写しているかのような形」空間がとても素晴らしいですね。
建物の隣には大きな沼。
水面に映る景色を眺めながら故人や父母、大切な人への想いを考える。
外との境界も曖昧なガラス構造装置。
この曖昧さが「生と死」が入り混じるような空間の構成を創っている。
今は亡いフィンランドの社長の名前を思い出しました。
SUORANTA さんで、suo は沼、ranta 岸という苗字の人でした。
穏やかな木訥とした優しい沼岸さんでした。
フィンランドは氷河の大地で何十万の大小の湖沼が国土一帯に広がり、この「瞑想の森」は北欧フィンランドの極北の地を思わせます。波のような山や丘の稜線、女性の裸形のようなうねりはアントニオ・ガウディーにも繋がる形のような気がしてなりません。建築家 伊東氏の発想、自然への情念、技術力はすごいなとつくづくと敬服しました。凄い!
普段EBIが造るログハウスとは違ったマテリアルやテクスチャーと異なりますが様々な建物を見ること、建築共通の気持ちの良い嬉しさが溢れ、涙も出そうになることもしばしば、心に染みる建築はいいものです。
知ること感じること、大変勉強になります。
そんな中、「瞑想の森」と同じように中にいる人々を「包み込む」という表現ではログハウスと共通できるだろうと静かに感じました。
そして人々が感じる概念的な部分装置の違いも、面白いですね。
「瞑想の森」:曖昧な曲線の形状で生きる人、故人皆を包み込んでいます。
ログハウス:木の温もり、リラックス効果等で人々の愛やフィーリングに近いものを包み込んでいます。
「包み込む、考えさせる」サウナ、ログハウス、「瞑想の森」等で共通点を見つけられるが深く掘り込むとさらに面白いですね。
同じ言葉でも、訪れる人の目的性が全然違うだけでデザインや素材感のアプローチが大きく変わっていく、建築家として「人のこころ、生命体の動き」は重要だなと感じました。
ログハウスを求めている人、ちょっとでもいいなと思っている人は是非ビックボックスにお問い合わせください。
BIGBOX一級建築設計事務所のデザインにお任せあれ。
「最高」と感じさせます、感じさせたいです。
淳.EBIの設計室のわななき【2022年08月30日】