日出国(ヒノイズルクニ)のログ建築
淳.EBIの設計室のわななき【2022年09月19日】
台風が次々と上陸し、非常に建築としても建築家としても心配どころ困惑のEBIです。
全国のログハウスファンの皆様はお元気でしょうか。
コロナは大丈夫ですか?
円安で社長は頭を抱えていますが、コロナは終息近しの報がありました。
皆様、台風の影響でなかなか外出が出来なかったり家で過ごす方も多いと思います。
家での退屈な時間を紛らわせるようにEBIは今回、日本のログハウスの歴史についてお話していきたいと思います。
ログハウスと言えばやはりbbで直輸入して薦めている北欧フィンランドのログハウスのイメージが強いのですが、実は我が国日本にも列記としたログハウスの歴史があるのはご存じでしょうか。
日本では古代から校倉造(あぜくらづくり)と言われている、伝統的な倉庫の建築様式があり有名な建物でいうと奈良県の東大寺大仏殿の北北西にある「正倉院」があまりにも有名でそれにあたります。
建立時期ははっきりと分かっていませんが、西暦756年前後には建設されていたといわれています。
更にそれよりも50年も古い唐招提寺宝蔵・経蔵が日本で1番古くからある校倉になっています。
この写真右側の唐招提寺の校倉造りの宝蔵、経堂を40年近く前に弊社会長が見ていて後々にログハウス事業に専念する奇遇は宝蔵、経堂が弊社の座標原点であると申しておりました。
正倉院は約1270年前、唐招提寺経蔵に関しては約1300年前に建てられたと考えるとまさに日本のログハウスの起点と言えるでしょう。
さすがに建築的に最上級の建物です。ご立派すぎです。
大きな礎石に極太の束柱!高床の倉庫は見事というほかにありません。
EBIの師匠 建築家のカリDAIも何回も正倉院は訪れていますがこれらを見る度にログ建築は、最高の木造建築の建築様式なんだと説明されEBIも納得。
深く認識がありました。
校倉、あぜくらというのは、あぜ=組み合わせる、縒り合わせる、倉=蔵、建物という意味で、まさに木が組み合わされて作られた建物、ログハウスということになります。
私たち日本人のDNAの奥底に、北欧文化のDNAも「ログハウス」と言う、時空を超えた絶対的な永遠の実在、プラトン的「イデア」としてがしっかりと根付いていたということです。
尚、弊社会長曰く、時代と共に建築工法の根本から様式共に変容してゆく、時代が進み科学が進み、また新しいテクスチャのマテリアルの開発、新しい建築工法ができても、私達のログハウスの建築工法はシンプルな天然が根本にあるため、ログハウスのこの工法は絶対に滅びないと言っています。
EBI全くの同感です。
近代では、海外由来のログハウスが主流ですが、我々の中にもしっかりと日本古来のログハウスの歴史があることを忘れずにEBIは飽くなき研究を続けて参ります!
皆さんも是非、足を運んでみてください。
淳.EBIの設計室のわななき【2022年09月19日】