EBIの建築探訪‐冬
淳.EBIの設計室のわななき【2023年02月01日】
2月になりましたが、まだまだ寒波の影響で寒い日が続いております。
EBIは先日アイスバーンでツルっと滑ってしまい、危うく怪我をするところでした。
全国のログハウスファンの皆様も、路面の凍結には十分注意してくださいね。
さてそんな中、EBIは先日地元栃木県の那須町へ出かけてきました。
今回訪れたのはあの住宅建築の巨匠、宮脇檀さんが設計した「VILLA 福村」であります。
宮脇さんは亡くなってから20年以上たちますが、生前設計した住宅は今でも色あせない素晴らしい建築ばかりです。
現代の住宅にも劣らないデザイン、空間を活かした建築が魅力です。
VILLA福村についてはすでにリサーチ済みでしたが、現地に行って見るとやはり迫力が違いますね。
静寂に包まれた林の中に突如現れる住宅は異様な光景でした。
2階部分は一見、宙に浮いているような見た目をしていますが実際は方杖と梁で支えており、アヴァンギャルドな造形になっています。
とても50年近く前に建てられた住宅とは思えないです。
宮脇さんの先見の明はすさまじいですね。
中に入ってみると木の雰囲気とコンクリートの仕上げがマッチしていてとてもモダンな雰囲気がしていました。
キッチンはテーブルとコンロが一体化しており、シンプルでスタイリッシュなデザインです。
その横には火鉢があり炭火での調理も可能です。
風情があり日々の生活に豊かさをもたらしてくれます。
先ほど話した2階は引き戸を開ける事によってリビングダイニングとベランダが一体になり、より開放性のある空間になります。そこから眺める光景はまさしく別荘にふさわしいですね。
EBIもこんな場所で、優雅にコーヒーを飲みながら家族だんらんをしてみたいものですね。
中二階には和室があり、モダンな住宅でありながらbbでも施工している白壁を使い明るい雰囲気に仕上がっています。
収納棚は間接照明になっており、まさしく和風モダン、巨匠のこだわりシンプルかつデザインを追求しているのが伝わってきます。
ロフトの上がると開放性のあるベッドルームと個室がありました。
ベッドルームは限りあるスペースを活用し収納や畳スペースなど工夫を凝らしていました。
個室の方に入るとなんだか落ち着く、低い天井と程よい狭さがロフトの醍醐味ですね。
この安心感がたまらないです。
今回訪れたVILLA 福村は住宅としてはコンパクトな方ですが、そこには巨匠宮脇檀さんの個性、デザイン、空間を隅々まで活かした素晴らしい住宅でした。
住宅はやはり個性が重要、住む為だけの使いやすさ重視の住宅では住んでいくうちに飽きてしまい結果、30年も経つと建て替えを行うことになるのです。
bbの掲げる北欧ログハウスは、創業当時から掲げる「流麗なる誇り」をベースとし、流行り廃りのないデザインを維持するとともに、石や鉄といった新素材との融合を常に見出しながら新しい要素も加味しながら「人生100年時代」を迎えた今、次の世代、そしてさらにその先の世代にも受け継がれるログハウスを提供したいと考えています。
EBIはログハウスを通してスクラップアンドビルディングの風潮が根強いこの住宅業界に革命を起こすべく日々奮闘しております。
bbでも原型モデルのカスタマイズプランからフリープラン、デザイナーズログハウスなど様々なお客様のご希望に添えるログハウスをそろえております。
是非、お気軽にご相談ください。
淳.EBIの設計室のわななき【2023年02月01日】