100年前の変わらぬ景色
監督銀吉の弱心・現場日記【2023年04月21日】
先日は佐野サーメンで有名な栃木県内の佐野市で、まだ4月ですが真夏日に到達してしまいました。
気温の寒暖があり、体調は、皆様、大丈夫でしょうか。
フィンランドのヘルシンキでは、4月に入り最低気温がやっと氷点下までは下らなくなりました。
ヘルシンキでも徐々に気温的に過ごしやすくなっていくのでしょう。
100年の時が経つと街並みもかなり変貌します。
弊社の回りも田んぼと平地に囲まれておりましたが、現在、住宅とアパートに囲まれすっかり、昔とは環境が一新してしまいました。
最近ネットをみていると「13のヘルシンキで、自由に行うこと」なる記事の中で、ヘルシンキからトラム(電動電車)で、郊外に行くと、「Puu-Käpylä」(プウカピラ)と言う街並みがあり、100年前の伝統的な外観の木造住宅が建っており、「木造住宅街」として知られ、景観も100年前の街並みと変わらない風貌との事で紹介されていました。
街路樹も多く、スニーカーを履いて歩き回るには最適なエリアです。
特に赤系統の色相は、100年前の色合いを変えないで再塗装しているとの事、他の色とりどりの家もあり絶好のフォトスポットでもあり、人気の観光名所として知られています。
プウカピラは、フィンランドで最も初期の田園都市運動の例として知れています。
ヘルシンキ市内の労働者の住宅問題が深刻だった時に、1920年から1925年の間に建設されていますので、まさに100年の経過があります。
この住宅がフィンランドで最初のプレハブ住宅地域としてみなされています。
従いましてフィンランドでの最初の工業化された住宅建築でありました。
今も建物自体はリフォームが行われ100年前の景観が変わらず、継承されている地域となっています。
かつては、どの家にもリンゴの木が植わっていたとの事です。
各家庭が野菜を育て、食卓で家族で食していたとの事です。
▲1925年当時の写真
約100年前の写真の中に5人ほどの男女の子供たちが一緒になっていますね。
一緒に何か、今日の遊びの計画を仲良くしているのでしょうか。
モノクロ写真ですが、きっと晴れた気持ちの良い日で、郊外でどこに遊びにいく話をしているのでしょう。
拙者も、外で赤いチェアーに腰掛け木々を見つつ、心地よい風を肌で感じビンテージのポートワインでも日中から飲みつつ、私個人の老後のログハウスの間取りとインテリアを考えてみます。
監督銀吉の弱心・現場日記【2023年04月21日】