軽井沢にD型ログの逸品
監督銀吉の弱心・現場日記【2016年09月26日】
軽井沢は日本を代表する高級別荘地です、でも九州は湯布院から北海道はニセコまで地方には素晴らしい景観の別荘地があるのあるのなんですね。 弊社が今建てている長野県の軽井沢は特マルでやっぱりいいですよ、有名政治家や芸能人の別荘もたくさんあります。 お洒落でこだわりの店舗やレストラン、私には縁遠い高級エステまでとすごいんです。 ですので、すごーく役所関係が厳しく景観条例やら別荘地の管理事務所への提出書類やらとこの軽井沢で建物を建てるという事は、書類作りとの戦いっす!でありまっす。
bbはかなりの棟数のログハウス、フィンランドハウス、ミニログ、ユニログ、ガゼボなどなどを軽井沢で建てておりますが、いまだに延々と続くその提出書類の多さに心が折れそうになります。 もっと簡素化はこの当たり前の意味のなさそうな書類作り、全部とはいいませんがかかる時間とその経費は国家の損、エネルギーの無駄使いです。 犯罪とは言いませんが大げさに言いますと、地球資源の無駄使いにつながります。
変な愚痴すみません、銀吉の本拠地bbの宇都宮市に比べましたら、なにせ涼しい現場は超快適であります。 北から南まで高原と名の付くところ日本全国、銀吉は大体回ってきましたが、その中でも軽井沢の夏はやっぱり総合点は特上ですね、こんな折り紙付きの特等地に別荘が持てる恵まれたオーナー様が羨ましい限りです。 でも幸か不幸か、別荘地住人らしき人が高級スポーツカーの事故で帰らぬ人へとなったり、決して銀吉は運命論者ではないので、幸いや富、逆境が一寸先がどうなっているかなどわかりません。
銀吉別荘を持てる余裕など現状はまだありませんが、人間万事塞翁が馬と慰めております。
今回は、ロケーション抜群の結構傾斜の有る敷地に対して、建物の長手方向を傾斜のきつい方向に向ける配置?なぜ!となりますが、問題ありません。
独立基礎の上にガッツンと鉄骨で、まるで現代フランス建築の土台組みのような、正面のベランダはオーバーハングさせているので、傾斜は少々きつくても見えている部分は、さほど大げさな基礎にはなりませんでした。 独立基礎と言っても普通のものではなく、大きなベースに乗せ地中梁(独立基礎が地下で鉄背筋の梁でつながっている強い地下梁構造)で全て繋いでいますので地上に出ている部分は実にシンプルですが、見えない地面の中ではえらい立派な基礎となっているのでっす!
もちろん事前の丹念な地質調査や、構造設計計算を積み重ねて造りますから強度面でも全く問題はないのです。 なんでもござれでありますので、是非お客様のご希望や想いを語っていただきたい。
ただログキットの搬入に関しては、現場に材料をまとめて置いておく平らなスペースがほとんど無く近隣にも見当たらないので、一度相当離れた盗難など安全なとあるところへ搬入し開梱、材料の使用順に再梱包を行い、使う材料のみを現場に順次送る機動力を整えました。 大工さんのスピードと次に搬入する材料を現場サイドと連携をとりながら行うのですが、タイミングは先々のお天気を読むことに苦労し、そうなんです!お天道様には勝てません。
特に軽井沢での建築において、日曜日や夏季シーズンなど、工事は一切行ってはいけないといった期間がありますので計画をされているお客様は工期にご注意ください。
今回のログハウスはDログ(ログの断面形状がD型になっており、お部屋の中は角ログですから家具等の収まりも良くインテリジェンス溢れるインテリアができます。)を使用しているので外観が丸いです、ログ丸太の感じで少しワイルドさが加わり両得という感じでしょうか。銀吉も好きな形状ですよ。
監督銀吉の弱心・現場日記【2016年09月26日】