流行り廃りの無いデザインを考える
監督銀吉の弱心・現場日記【2016年04月14日】
栃木県の那須高原は、まだ日によっては朝晩の寒さが残りますが、昼間は少しずつですが、春の訪れを感じられるようになってきました。 先日は鶯のさえずりも聞こえました、上手にホーホケキョもあれば、まだ新前でしょうかホーホケッとか感心して聞きました。
那須高原は天皇の御用邸があるくらいですからやっぱり自然溢れる最高の別荘地です。今回bbが造ったログハウスは、那須高原でも本当に奥の奥、別荘建築のログハウスとしてはまさにもってこいの環境で、天然の息吹がそこいらじゅうに感じられます。
bbのログハウスのデザインコンセプトは、主に3タイプがあります。
1つにはMILシリーズ(モダンインテリジェントログ)都市住宅地でも似合うログ。
2つにはSOLシリーズ(スタンダードオーソドックスログ)北欧の標準的な美しいログ。
3つにはTELシリーズ(トラデッショナルエレガントログ)フィンランドの正統的なログ。
があります。
都市部の住宅地にも合う街並みに違和感のないデザインログハウスもあれば、今回はSOL、TELのようなログハウスが自然の環境の中で本来の姿で佇んでいられるような、そんな姿に出来たんじゃないでしょうか。
これぞログハウスといった素朴で質実で重厚な佇まいで、流行り廃りの無いデザインとカラーリング、この落ち着きはらった姿を見ていると、なんかログハウスが喜んで笑っているような気がしてきてなりません。
銀吉の大好きな5月の若葉、緑のセルロイドが透けて輝くような新緑の頃になれば、その存在は絶対に間違いのない堂々とした本来の姿、世の中に「必要善」な形を見せてくれます。大げさな言い方しますが銀吉ログハウスってそこが大好きなんです。せっかくの休日に、訪れて非日常の空間に身を置くと、時間の流れるスピードが違うと感じてもらえるのかなと思います。
ちょうどログ材ログシェルを組み始めたころに、フィンランドのbb指定工場の社長と設計担当がミーティングのため来社していたので、この現場を案内したことを思い出します。
途中のセブンイレブンで入れたてコーヒーを購入しそのまま現場へ行きました、組立て間もないログを見ながらコーヒー飲んだのですが(フィンランド人はコーヒが大好き消費量が世界一)美味しいとの感想でした。
仕事の鬼の銀吉の通常であれば、現場を見ながらログの微妙な改善点などマニアックな専門ツッコミ話なのですが、あの時は何故か多くを語らず、しみじみと那須の天然の環境の中でのログハウスとコーヒー、お互いにログハウスに携わり知り尽くした者同士がこれ以上話すことは何もない様な、何をするべきか分かり合っているといった感じで、その場に居られた不思議感覚でした、きっと、フィンランドに似た感じの環境に、リラックスできたのかもしれないですね。
ビックボックスのログハウスは、小さなB’S KISSシリーズのミニログキットから、学校建築のような大型の公共施設まで対応しますが、今回のように附属建物のガレージ等も、リーズナブルにログハウスで造れるのもメリットの一つです。
なかなか1つのメーカーで、大小の様々なモデル、北欧軸組みフィンランドハウスなど同時に扱っているところは無いというよりは、利益優先ではない建築としての「必要善」のありかた、顧客のニーズにとことんつくすことbbは第一に考えているようです。離島のコンテナ輸送費などもハンディーに負けない経済的船舶運送業の手配などお施主様の立場になってが基本となっています。そういうのっていいと思うのですが、お得にできるのではないでしょうか。
それとせっかくログハウスをお建てになるのですから小屋根を出して物置など附属建屋を作ったり、造園やエクステリアなど外構工事など、お庭にミニサイズのログハウスなども造ってみてはいいかもです。銀吉お客様の為に頑張ります。
監督銀吉の弱心・現場日記【2016年04月14日】